ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

なにもない部屋で ただひとつのことに夢中になる。ミニマムな世界観を持つ amazarashi

爆弾の作り方

ずっと紹介したかったもののひとつ、amazarashiというバンドです。その世界観にとてもミニマムなものを感じています。

 

無題

タイトルからしてミニマムじゃないですか?歌詞といいメロディーといい泣けます。ひとつの物語になっているんですね。自分の信じた道を歩いているだけだったはずなのに、ある時は絶賛され、かと思えば、絶望の淵に立たされ…。

 


amazarashi 『無題』 - YouTube

 

たったひとりのなにも変わらない理解者がいればそれでよかったんだと気付いたころにはなにもかもが変わっていた。変わり過ぎていた。

 

小さな部屋に少しずつ増える 宝物が彼は嬉しかった

いつまでもこんな状況が 続いてくれたらいいと思った

 

見えてくる風景がとてもミニマムなんですよね。昭和の頃に建てられた古いアパートの一階で、部屋の中にあるのは、絵を描く道具だけ。そこで彼は、ひらすらに絵を描いている。理由はただひとつ。好きだから。

 

そんな彼を何も言わずに見守ってくれる彼女がいる。なんかいいですよねー。こういうの。「この部屋にはなにもないけど、私たち、シアワセだよね。」って感じ。男はね、不器用で寡黙なんですよ。「自分、不器用ですから。」


爆弾の作り方

病んでます。この主人公は。無題のふたりと同じく部屋の中にはなにもありません。あるのは、爆弾の材料のみ。そこでひらすら不満を爆発させるために爆弾を作るわけです。

 


爆弾の作り方(ライブバージョン) - YouTube

 

でも、それが爆発することはなかった。彼は気がついたんだと思います。誰かを傷つけてもなにもかわらない。それが更に悪を生むってことに。そして彼は、ひたすら歌うことでなにかを変えようとするんです。彼はなにかを変えることができるのでしょうか?

 

ワンルーム叙事詩

ワンルーム叙事詩

家賃6万のアパートで世界を旅する。旅の入り口は無線LAN。やはり浮かんでくるのは、部屋の中にパソコンのみ。やっぱり、病んじゃったんでしょうね。もうなにがなんだかわかんなくなってしまって、全てがいやになって火点けちゃったんでしょうね。

 

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

これまで積み上げたガラクタも そいつを大事にしていた僕も

 

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

古いものは全部投げ入れろ 高くそびえたつこの炎

 

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

新しい自分に出会うため 溜め息で吹き消すなこの炎

 

焼け野原になって、彼は気づくんですよ。空っぽになった風景が本当の自分だったんだって。

 

ミニマムな世界観を持つ amazarashi

共通して浮かんでくる風景は、狭い部屋の中でただひとつのことに没頭している姿です。そして、その没頭するなにか以外にはなにもない。信じているんですよ、そのなにかを。間違っているかもしれないけど、それが自分だって。それさえあれば自分でいられるって。そうです、余計なものはなにひとついらないんです。

 

わたしが一番好きなのは、ここでは紹介しなかった夏を待っていましたという曲です。爆弾の作り方というアルバムに収録されています。これもまた凄くいいです。

 

夏を待っていました

夏を待っていました

  • amazarashi
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ワンルーム叙事詩

ワンルーム叙事詩

  • amazarashi
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes