ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

「依存症ビジネス」の感想 後編

依存症ビジネス

依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実という本を読んでの感想です。第6章からラストの第10章までの感想となります。

 

第6章 どこに行っても安く、大量に酒が手に入る世界で

YouTubeに酔っぱらい動画が溢れかえっているそうです。見たことあります?わたしはないです。見ないほうがいいです。酔っ払いは品がありませんから。酔っぱらい動画の件はおいといてですね、アルコールにおける男女格差は縮まっているそうです。その話もとりあえずおいといてですね、問題なのは、アルコールがあまりにも簡単に手に入ってしまうことですね。

 

依存性が高いことがわかっていて、危険運転の可能性があることもわかっているのですが、街で酔っ払っていても、厳しく取り締まられることはありません。薬でラリっている状態と大差ないのに不思議なものです。

 

第7章 処方箋薬がこれほどいい加減とは!

本書を読んでいるとアメリカやイギリスでは薬に対し合法と非合法の境があまりないように受け取られます。「合法的なおクスリでもじゅうぶんトべる」が副題になっていくらいです。

 

まあ、少し前の日本でもヒロポンという名の覚醒剤は普通に売られていたようです。なにがよくてなにが悪いのかなんて、時代とか認識によって違ってくるのだと思います。

ヒロポン

 

 第8章 ゲームという新時代のギャンブル

今、わたしはドラゴンクエストモンスターズスーパーライトにハマっています。ちょっとした時間とかにやってます。課金まではしないですけどね。ヒマつぶしや気分転換に最適です。

 

世の中のテクノロジーはどんどんゲーム化していってるので、ゲームと現実の世界を混乱しないように気をつけようねっていっているのが、この章です。

 

第9章 無料ポルノの衝撃

ネットの世界はエロ動画の大洪水状態で、それはえげつなさを増しているということが書かれてします。大人の趣味の範囲だったら、まあいいですけどね。子どもがいきなりハードな動画に簡単にアクセスできてしまうのは、ちょっと問題かもしれませんね。

 

刺激ってどんどん求めますからね。それが、最初からハードなものだと、どこまでえげつなさを求めるんだってことになりますよね。あ、そういう問題じゃないですかね。

 

VSHもDVDもインターネットもエロの力があったから、ここまで普及したんですよね。エロの持つ力は偉大です。それが一般常識的な範囲であれば問題ないと思います。ただ、どうしてもおかしな方向に向かってしまうこともあるんですよね。児童ポルノとかリベンジポルノとかです。

 

そんな画像や動画を自分のパソコンに保持している人は、それを見て楽しむことよりもコレクションすることにハマってしまっていると本書では書いています。何万枚もの写真をコレクションとして整理すること自体が楽しいのだそうです。依存行動の特徴ですね。

 

第10章 われらを誘惑から救いたまえ

いかに病みつきにされられるか? 競いあう企業と無防備な消費者

 

より多くの者が、依存者予備軍の層、すなわち無防備な消費者という中間層に身を置くようになってきている。(中略)潜在的に有害な誘惑を無視するには、以前より意思の力を振りしぼらなければならない。にもかかわらず、人々は自分が依存症の方向にシフトしていることに気づかないことがある。そして、ようやくそれに気づいたときには、唖然とするというありさまなのだ。

 

依存環境はじゅうぶんに整っている。我々はいつでも依存症になれる。じゅうぶんに注意しながら、生きていこうではないか。ということですかね。でも、すでになにかに依存していたら、それさえも気づかないで今からの生活も送り続けることになります。

 

すでに手遅れかもしれませんね。

 

病みつきの世界に住むボクたちは

世界は40年前より依存症に陥りやすいところになっている。食べ物も酒もドラッグもテレビもコンピューターも、みな以前よりずっと魅力的になった。その結果、私たちは物を過度に好きになるという癖に陥ってしまった。

 

ぼくが知る限り、過度に好きになることを意味する言葉はない。それにもっとも近いのは"病み付き”という言葉の口語的な使い方だろう。私たちの人となりは、いよいよ、誘惑をどれだけ否定できるかによって定義されるようになりつつあるのだ。

 

習性(しゅうせい)/常習(じょうしゅう)/病みつき(やみつき)

[共通する意味] 

習慣になってくりかえすこと。

[使い方]
〔習性〕

  • 暑いと昼寝をする習性が身につく
  • 深夜テレビのせいで夜更かしが習性になる

〔常習〕

  • タバコが常習になった
  • 麻薬の常習犯

〔病みつき〕

  • ロックに病みつきになる
  • テレビゲームに病みつきの中学生

[使い分け]

  1. 「習性」には、「爪をとぐのは猫の習性だ」のように、動物のある種類に共通する特有な性質の意がある。
  2. 「常習」は、習慣になっている物事が、悪いことの場合に限られる。
  3. 「病みつき」は、趣味、ゲーム、悪いことなどに熱中してやめられなくなることについていう。

 出典:やみつき【病みつき】の類語・シソーラス - 類語辞書 - goo辞書

 

病みつきになるリスクは誰にでもある

病みつきになる癖に陥るリスクは、理論上だれにでもある。なぜなら、欲望を刺激するのは、私たちの脳の原始的かつ無防備な部分だからだ。自分が欲望をコントロールしているという感覚はなく、その逆だろう。欲望は、格闘しなければならないものなのである。

 

 私たちが現在向かっている方向は、人間の肉体の進化と社会の進化の根本的なミスマッチのせいで、コントロール不能に陥る傾向が高い。

 

もしかしたら私たちは、狩猟採集民だった祖先の身をかつて守っていた警戒感を取り戻すことかが必要なのかもしれない。

 

追いかけてくるモノから逃げろ!

便利さ、快適さを追い求めた結果、たくさんのモノで溢れかえり、次第に我々はそのモノたちに支配されるようになってしまったのでしょうか?モノを追い求めることはやめ、モノから逃げまとうくらいの生活がちょうどいいのかもしれません。

 

逃げても逃げても、モノは追いかけてきますからね。