ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

大きなダンボールに沢山の荷物を詰め込むと重くて持ち運べない

ダンボール

僕の後輩のY君はわけあって半年以上、他部署で仕事をしていた。元の部署にも自分の机はあり、荷物は全てそこに置いてあった。もう元の職場に戻るなんてことはないはず。大量の荷物を何とかして欲しい。Y君の元の職場とは僕が今いる職場だ。あ、決して僕が追い出したわけじゃないからね。

 

「Y君さぁ、そろそろ荷物持っていったら?」

 

頃合を見計らってそう提案する。「そうですねぇ、じゃあ、持って行きましょうか」と言われるがままに行動するY君。これを素直というのか、自分の考えがないというのか。

 

半年以上も放置したままの荷物だ。多分、これから先も必要になることなんてないんじゃないだろうか。

 

「ここにある荷物、半年以上も使わなかったんだから、全部いらないんじゃない?」

 

「そうですねぇ。でも、まあ、必要ですし」

 

本当に必要なモノなら半年以上も放置するわけはなかろう。

 

まあ、この荷物をどうするかはY君の勝手だ。僕の視界から消えてくれればそれでよし。さっそく荷物を運ぶためのダンボールを用意したY君。いったいなにが梱包されていたんだというくらいにバカでかい。大人ふたりくらいなら余裕で入れそう。園児なら喜んで秘密基地にしそう。

 

そのバカでかいダンボールに荷物を詰め込むY君。出るわ、出るわ。その机の中は四次元か?っていうくらいに次から次へといろんなものが出てくる。園児の秘密基地いっぱいに荷物は詰め込まれた。

 

「重くて持てないですね」

 

バカか、お前は。途中で気づけよ。僕はそこまでバカではないので、こうなることは予想していた。数人で持ち上げたとしても底が抜ける。決して僕は意地悪をしたのではない。Y君は自分で経験しないと理解がでないタイプの人間なのだ。僕が懸命に仕事を教えても「でも、アズさん」と必ず反論する。いいから、まずはやってみろよって思う。頭で考えることとそれを実行することは違うんだ。

 

これで彼はわかったはずだ。大きなダンボールに沢山の荷物を詰め込むと重くて持ち運べないということが。この経験がこれから先、どのくらい役立つかは知らんがな。

 

後日

Y君の机の上をみると微妙にモノが残されている。 いらないのだろうか?

 

「これくらい置いといても邪魔にはならないかと思いまして」

 

なんだその、犬のマーキングみたいな対応は。置いといてどうするんだろう。結局は誰かが処分しないといけないというのに。自分のことは自分でしろ。