ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

女性客の多い夜間の高速バスにて

高速道路

深夜の高速バスに乗った。高速バスを利用するのはいつ以来だろうか?時間にして約1時間半。ギリギリ苦痛ではない乗車時間だ。

 

深夜の高速バスは女性の割合が圧倒的に多い。乗客の8割は女性だ。しかも、その乗客の全てがひとりでの利用しているようで、ふたりがけの椅子にひとりずつ座っている。誰ひとり会話をするものはいない。

 

なぜ、女性の乗客が多いのだろうか?夜間は自分で車を運転するのがこわいから?長距離を運転するのが不安だから?高速道路を運転するのに慣れてないから?一緒に移動できる友達がいれば、その不安感も多少は拭えるのかもしれない。彼氏がいればきっと運転してくれるのだろうが・・・まあ、余計なお世話だ。

 

もしくは遠距離恋愛。ギリギリまで一緒にいたい。だから最終の高速バスに乗る。次の日の疲れなんて考えない。一分一秒でも長く一緒にいたいから。しかし、このバスの乗り場には誰ひとりとしてそれらしき人はいなかった。これも余計なお世話だということはわかっている。

 

僕が高速バスを利用する理由はひとつ。車の運転があまり好きではないからだ。運転時間が30分を超えるとうんざりしてくる。ドライブを楽しんでいた時期もあったが、それもヒマがつぶれればいいだけのことであった。1時間半程度の移動時間であれば多くの人は自分の車を利用するのではないだろうか?そのほうが融通が利きやすい。バス停でバスを待つ必要もない。事前に乗車時間を調べておく必要もない。自分の車であれば、どこかへ寄り道もできる。まわりの乗客に気を遣う必要もない。それでも僕は自分で運転する手段を選ばない。

 

せっかく高速バスに乗ったのだから、流れる景色を楽しみたいところだが、外はすでに真っ暗。高速道路のオレンジ色の街灯がいくつもの線になって流れていく。スマホで時間を潰したいところだが、車酔いに襲われるのが怖い。

 

「僕のブログは誰に読まれているのだろう?」

 

ふとそんなことを思った。考えてみれば不思議だ。どうということもないひとりの男が書き綴ったブログにも確実に毎日アクセスがあるのだ。

 

隣でスマホの画面に集中しているオレンジコートを着た美人風の女性が、実は今この瞬間僕のブログを見てくれているのかもしれない。それとも、バスの待合室で隣に座っていた後頭部が少し寂しくなった中年男性が僕のブログを見てくれているのかもしれない。彼はなぜ、わざわざ僕のすぐ横に彼は座ったのだろうか?広い待合室に僕以外誰もいなかったのに。

 

僕の文章を読むために誰かが僕のブログにアクセスしてくれている。面白いから読んでくれているのかもしれない。たまたま検索ワードで引っかかって、あまりにつまんなくてすぐに別のページに移動しただけかもしれない。暇つぶしのために読んでいるだけかもしれない。少しでも僕の考えや行動に興味を持っていただけるのならば、僕は明日もそのまた明日もブログを更新していこうと思う。