ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

夢破れたから今まで通りの生活を

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うーん、本気で7億円当たると思ってたんだけどなぁ。年末ジャンボ宝くじ。僕の夢は脆くも崩れ去った。この一ヶ月間、希望に満ち溢れていたのに。当たる気しかしなかったのに。あのワクワク感はなんだったんだ。僕の純粋な気持ちを返せ。7億円がどうこう言ってる時点で純粋さなんて、これっぽっちもないんだけど。

 

7億当たった場合、どうすればいいのかを調べたりもした。宝クジって100万円以上当たると、みずほ銀行に行かないと換金できないらしい。僕の地元にみずほ銀行なんてあったっけ?・・・お、あるある。おもいっきし近所にある。少し安心する。実際に受け取れるまで何週間かかかるらしいけど、まあ、特に問題はない。

 

7億円当たったら、とりあえず会社を辞める手続きをしなければいけない。キリのいいところで3月31日をもって退職といったところだろうか。残された時間は三カ月。引き継ぎをするにはじゅうぶんな時間だろう。上司からは保留されるかもしれないが、そんなことは知ったことではない。これ以上会社に居座る理由なんてない。

 

ところで、僕は会社を辞めたあとはどうすればいいだろうか。とりあえず荷物をまとめて引っ越そう。できるだけ少ない荷物で引っ越そう。引っ越すことを前提にすれば、まだまだ荷物は減らせる。食器は応量器に替えよう。憧れの応量器。でも、はたして使い勝手はいいのだろうか?見た目のかっこよさに憧れているだけではないだろうか。7億あるからといって、そんな急に憧れのモノに手を出していいのだろうか?家電が嵩張る。冷蔵庫、洗濯機。炊飯器とトースターは手放そう。米は土鍋で炊こう。フライパンを鉄製のそれに替え、パンはそのフライパンで焼こう。

 

さて、どこに引っ越そうか。東京R不動産で探してみる。広くなくてもいい。いかにも豪華なマンションでなくてもいい。家賃は10万円程度のそれでいい。さかなは炙ったイカでいい。少しレトロな感じの部屋がいいだろうか。駅から近い方が便利だろうか。それとも少し離れた静かな環境がいいだろうか。僕は仕事に追われる必要はないので、駅から近くなくてもいいかもしれない。歩く時間はたっぷりある。健康にもいいから歩くことにしよう。スーパーは近くにあったほうが便利だ。別に成城石井や明治屋でなくてもいい。昔ながらの商店街の方がいいだろうか。次第に人間関係が面倒だと思うようにならないだろうか。セルフレジでさっさと買い物を済ませたほうが気が楽だろうか。

 

東京R不動産で探してもそんな理想通りの物件などわずかなものだ。いっそのこと理想の住まいを建てるか。いやいや、家を所有することなどあり得ない。所有することは簡単だが、手放すのが難しい。せっかく自由になったのに住所に縛られることなどしたくない。

 

7億円持っていることを想像すると、僕は人に寛大になれる。みんな懸命に働いて大変だなぁ。僕はね、7億円持っているから、みなさんみたいにセカセカと働く必要はないんだよ。君たちとはいる場所が違うんだ。あーあ、そんな怖い顔して。もっと気楽に行こうじゃないか。

 

僕がお金を持つと、とってもイヤなヤツになるらしい。ロクなことにはならない気がする。

 

残念ながら僕は7億円生活を手に入れることはできなかった。初夢が宝くじに外れた夢だったので仕方がない気もする。