ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

雪道の渋滞の先にあるもの

雪の一日

全国的に大雪になりそうだという天気予報だった昨日。そして、朝早くに窓をそっと開けると一面真っ白。僕が住んでいる街でも予報通りの雪となった。この街では雪は滅多に降らない。が、年に一度程度は必ず積雪がある。そして困るのが車での通勤だ。

 

社会人なりたてのころの僕は雪の朝を甘く見ていた。

 

「いつもより15分くらい早く家を出れば大丈夫だろう。」

 

甘かった。道路は大渋滞。雪によってノロノロ運転となった車たちで通勤路は溢れかえっている。なぜこんなに込むんだ?少しずつでも前に進んでくれればいいのだが、さきほどからピクリとも動かない。目の前の信号が赤になったり青になったり。だけども車が動くことはない。

 

「この渋滞の先にはなにがあるんだろう?」

 

僕は渋滞に巻き込まれるたびにいつもそう思う。でも、その先には多分、なにもない。

 

社会人何年目かを迎えた頃には僕は学習した。

 

「いつもりより一時間早く家を出よう。」

 

雪の日の朝はいつもより寒くて、顔の冷たさに目が覚める。翌日の天気が不安な僕は眠りが浅く、いつもより早く目が覚める。だから、いつもより一時間早く家を出ることにはなんの問題もないのだ。不安で何度も天気予報を確認するし、何度も窓の外を確認する。確認したところで、なにも状況は変わらないのだけれど。

 

そして、今日もいつもより一時間早く家を出た。あたりはまだ真っ暗だ。加えてホワイトアウトの如く視界が悪い。車のライトをつけエンジンをかける。さいわいにも今回の雪は、湿雪で積りにくいらしい。車道はまだ積っていない。こわがりな僕は積っていない道路でもいつもより速度を落として運転する。

 

「バカ、そんなにスピード出して走るんじゃねぇ。」

 

向かいのカーブを普通にスピードを出して向かってくる車に僕は焦る。巻き込まれ事故なんて御免だ。早い時間帯にしてはいつもりより交通量が多い。考えることは皆同じ。学習しているのだ。

 

そんな中でも雪の日には決まって遅刻してくる人がいる。僕の上司だ。

 

「いやー、大渋滞だった。あれ?A's君は早いね?」

 

この人には学習能力がないのだろうか?雪の日は遅れても仕方がないとでも思っているのだろうか?

 

渋滞に巻き込まれるとイライラする。そして、車の中ではなにもすることがないので時間が無駄になる。一時間早く会社につけば、こうやってブログ記事も書ける。そう、この記事は今朝早くに会社で書いたものだ。早く会社に着いたからといって仕事をしているわけではない。威張って書くようなことでもないが。

 

ところで僕の上司は今日も平気な顔をして遅刻してくるのだろうか?人は学習しないと成長しないと思う。