ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

錦鯉は金運を運んでくるのか?

錦鯉

巨大な鯉

巨大な鯉が僕の家の池で泳いでいる夢をみた。僕は二階から池を眺めていた。すると排水溝を遡るようにして泳いでくる魚の影が見える。

 

なんだ、あれは?

  

目を凝らしてみる。全体的に白っぽい。そして赤の模様が見える。錦鯉だ。通常では考えられないくらいに巨大な錦鯉。二~三メートルはあるだろうか。どこからやってきたのだろう?そんなことを考えているヒマもなく、巨大な錦鯉は池に辿りつき、優雅に泳ぎまわっている。この世におそれるものなどなにもないかのように。僕の存在にも気づいているはずなのに誰が見ていようがお構いなし。むしろ自分の存在をアピールしているかのよう。まるで高下駄を履いて優雅に歩く花魁のようだ。素直に美しいと思う。

 

彼女は池を三周したあと、また排水溝に消えていった。いったいなにをしにきたのだろう?

 

鯉ってなんだか縁起がいいような気がする。僕に幸運を運んできてくれたのだろうか。それとも恋を運んできてくれたのだろうか。

 

昭和顔の店員

そして僕は次の瞬間、コンビニにいた。友達とどこかに遊びに行く前にコンビニに立ち寄って食料調達をしたのだ。パンとかアンパンとかパスタとか、ガムとかクリームパンとか、そんなものを大量に買った。現実の僕はコンビニで買い物をすることはほとんどない。最近はコンビニのサービスを利用するために立ち寄ることがほとんどだ。コンサートや映画の前売り券などを発行したり、印刷機を利用したり、ネット経由で証明写真を発行したり。便利なものだ。だからコンビニエンスっていうんだろうけど。

 

「今、そのパスタ食べたよね?」

 

支払いを済ませようとレジに商品を持っていたったはいいが、少し目を離した隙に僕が購入するはずのパスタをなぜか店員が食べている。その店員はテレビでみたことのある昭和顔の芸人によく似ている。

 

「いえ?食べてませんけど?」

 

「いやいや、食べましたよね?」

 

「いえ?食べてませんけど?」

 

「今、食べてるとこ見ちゃったんですけど。」

 

「いえ?食べてませんけど?」

 

まさにエンドレスレイン。昭和顔芸人の口のまわりには明らかにケチャップがついている。そう、僕が買ったのは、昔懐かしいナポリタン。何度目かの指摘の末、彼はようやく認めた。

 

さて、どうしてくれよう。

 

「その品物、返品してもらえるならそれでいいですけど?」

 

僕はそう彼に質問した。昭和顔芸人は上目使いになりながら、しぶしぶ返品に応じた。上目遣いにイラッとする。そもそも彼が食べたのだから返品なんてこと自体がおかしい。現実の僕であったら、その程度ではすまさない。八つ裂きにしてやると思う。

 

なんだ、この展開は。縁起ものの鯉の夢をみたあとの、まさにどうでもいいコンビニでのやり取り。どうでもいいような生活を送っていると、こんな夢を見てしまうのだ。