ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

なにもない部屋のよさを理解できない人

キッチン

ミニマムコラムとか言いながら、それらしき記事を最近書いていない。捨て作業の停滞といえばそれまでだが、あまり捨てるものがないのも事実だ。

  

今の部屋には、ベッドとソファとパソコン、それにパソコンを使うための机と椅子。クッションと座布団。温風ヒーター。クローゼットの中に服があるくらい。あ、オカヤドカリの家もあるんだった。オカヤドカリは寒さに弱いので水槽の周りを電気毛布で巻いている。本当は水槽用ヒーターを買ってあげるといいのだろうけど、とりあえず電気毛布で事足りている。この電気毛布は元々、親が使っていたもの。まさかオカヤドカリを温めることになるとは、当の電気毛布も予想外だったろうと思う。

 

去年までは床にホットカーペットを敷いていたのだが、今年は敷いていない。寒さもピークを迎えてるというのに必要ないのだから、今後はホットカーペットはいらないのだと思う。ちなみにホットカーペット+断熱シート+カバー用のカーペットがセットになっている。普段の生活で不要であれば捨てればいいような気もするが、そうもいかない。たまの来客対応に必要なのである。

 

今はどの部屋にもカーペットは敷いていない。もちろん床暖房などでもない。家の床はどこもヒンヤリ仕様なのだ。僕は普段は無印良品で買ったフカフカスリッパを履いているので、床の冷たさなど気にならない。それに自分の部屋にはソファがあるので、直接床に座ることもない。だけども、何人かが一度に我が家にやってくると、いる場は冷たい床の上しかない。みんなで二人用ソファにギュウギュウ詰めになって座ることも考えられなくはないが、選択肢にはなり得ない。

 

先日も我が家に人が集まることになり、僕はリビングを冬仕様に整えることになった。ホットカーペットを敷く。それだけでは座る場所としては狭いので、予備のカーペットも敷く。ホットカーペットの上に机を置き、広めの毛布をかけると簡易コタツに早変わりだ。

 

「お、コタツがある。」

 

来客はそういったのだが、それは実はコタツではないのだよ。普通の机に毛布をかけただけなのだよ。

 

「ここ卓球台置けそうじゃね?」

 

がらんとしているキッチンを見て来客はそう言った。なぜに卓球台?という疑問はさておき、広々とした空間を見ると、なにかを置きたがるのが凡人の習癖らしい。「なにもないのがいいんじゃないか。」と言っても笑って誤魔化すだけである。

 

年に数度の来客のためにモノを保持しておかなければいけないのは、なんとなくスッキリしない気もするが、来客に我が家で居心地の悪いおもいをさせるのも申し訳ない。そのおもいを天秤にかけた結果、カーペットもコタツ代わりの毛布も机も必要なのだ。しかし、卓球台は必要ないことに変わりはない。