ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

ひとり飲みができる大人に早くなりたい

日本酒

僕はひとり飲みに憧れている。だが、いまだ実行したことはない。ランチなら全然平気なのだが、夜ごはんとなると少し躊躇われる。夜でも定食屋などであれば気兼ねなく店に入ることができるのだが、飲み屋となるといきなり敷居が高い。僕が住んでいる街は車社会なので、会社帰りにちょっと一杯というわけにもいかない。代行とか車を会社において翌日取りに来るとか手段はあるけど、気軽さはない。

 

気の合わない会社の人たちと飲みに行くくらいなら、ひとりで行ったほうが断然いい。それなりの金を払って気を使わないといけない飲み会なんて参加したくない。会社の飲みというのは大抵、飲んで騒げればいいわけで、食事の内容なんてどうでもいい場合がほとんどだ。だけどせっかく食べるなら美味しいものがいい。宴会コースでたくさん食べ物を並べてもらわなくても、美味しいものが2~3品あったほうが余程いい。5000円の飲み放題を二回よりも、一万円の美味しい料理を一回のほうが全然いい。

 

まずは旅先でひとり飲みデビューをするのがいいのだろう。旅の恥はなんとやら。「この人、ひとりでかわいそう。」なんて思われようが知ったことではない。そんな空気を感じたら、二度と行かなければいいだけの話だ。でも、とりあえずその場は気まずいよなぁ。

 

旅先とはいえ、ある程度はひとり飲みに適した店を選ばなければいけない。カウンターがある店。地元の個人店のほうが気楽だろうか。安いチェーン店などに入ると会社の飲み会やコンパなどの騒がしさに巻き込まれてしまうかもしれない。酔っ払いはうっとおしい。団体の酔っ払いは、なおうっとおしい。なぜ人は団体になると強気になるのだろうか。群れ。僕のいちばん嫌いなタイプの人間だ。群れないとなにもできない。でも、今のところ僕も群れないとひとりで飲みにもいけない。

 

ところでひとりで飲みに行った場合、僕はどのようにして過ごせばいいのだろうか。定食をいただく感じでバクバク食べて、飲んでいたら、20分ももたないはずだ。どうせなら、ゆっくり酒を飲みながら美味しいものをいただきたい。吉田類さんのように知らない人に対し、「乾杯よろしいですか?」なんて勇気はない。ましてや、「それなんですか?」「え、いただいてもよろしいんですか?」などと他人が注文した品に手をつけることなどできない。スマホをいじってるのもなんだか味気ない。ぼーっと宙を眺めながら酒を飲むのもなんだかおかしい。カウンター越しに御主人と時折話すのがいいのだろうか。それとも自然と同じひとり飲みの人と意気投合してしまうのだろうか。

 

そのうち、ひとり飲みデビューをしたいと思っているのだが、そのうちと思っている間は、その時が来ないことを僕は知っている。行動に起こさなければならない。