ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

食欲のリミッター

パン

この日曜日は家でのんびりしようと決めていた。のんびり過ごす日の昼食はあまり食べない。無理して食べないのではなく、おなかが空かないのだ。もともと小食で線が細いから無理してでも食べたほうがいいかななんて思うこともある。だけども、空腹でおなかがグーッとなると若返りホルモンというか成長ホルモンというか、そういうのが出て健康にはいいのだそうである。サーチュイン遺伝子というのだそうだ。

 

サーチュイン遺伝子 - Wikipedia

 

ただ、本当にサーチュイン遺伝子と若返りに関係があるかといえば、疑問視する声もある。まあ、おなかが空いたら食べればいいし、そうでなければ食べなければよい。無理して三食食べなければいけないという強迫観念みたいなものがいちばんよくないと思う。

 

子どもの頃、おばあちゃんちに遊びに行くと必ず豪勢な昼食が出ていた。「せっかく遊びにきてくれたんだから、いいもの食べさせないと。」というおばあちゃんのやさしさだと理解している。だけども、昼真っからから揚げとラーメンとお寿司をいちどに食べるのは少々無理があった。泊まりに行ったときなどは、朝昼晩とも豪勢な食事が用意され、食間にはおやつが用意され、風呂上りには決まってフルーツが出た。普段よりは頑張って食べたのだが、それでも僕は太ることはなかった。

 

そして今日のことである。なぜだか異常におなかが空いた。この日の昼間もあまり食べないだろうと想定し、前日にパンをひとつしか買っていなかった。

 

「コレだけじゃ明らかに足りないな。」

 

そう考えていると無性にオニオンスープが飲みたくなったので作ることにした。でも、今はおなかが空いているのだからタマネギだけじゃ物足りないと思い、欲張ってジャガイモやらニンジンやらを入れたら結局、ただの野菜スープになってしまった。これはこれで美味しかった。

オニオンスープ

 それでもなんだか物足りなかったから、朝食用のパンを食べた。先日焼いたのはぶどうパン。枝付き干しぶどうを使って焼いたのだが、これが実に美味しい。

干しぶどう

 亡くなる少し前に母が「おいしい、おいしい。」といって食べていたものだ。食欲がない状態でもこれだけは食べられたらしい。一袋全部食べてしまいそうな勢いだったので「一度に食べないでよ。」なんて手を止めさせたこともあった。今思えば、好きなだけ食べさせてあげればよかったと悲しくなるときもある。

 

今日の僕の食欲は、 それらを食べてもなお解消されなかった。こういうときに食べ物のストックがないと困る。キャベツやニンジンをかじってもよいのだが、さすがにどうかと思ったのでやめた。唯一冷蔵庫にストックしてあるのが酒粕である。江戸時代の栄養ドリンクである甘酒をつくって飲んだら、それで少し落ち着いた。食欲のリミットが外れると、いくらでも食べれてしまうのだが、そうそうリミットが外れることもないので、やっぱり太ることはないのだと思う。

 


デルタ 枝付き干しぶどう (金パック90g)