ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

寒い朝のイライラ感 - 格闘編 -

温風ヒーター

寒くて目が覚めた。最近では、真冬の毛布と羽根布団の組み合わせでは少し暑かったから、毛布をやめていた。それでも暑かったから、薄着で寝た。そんなときに限って寒いときやがる。最低気温5℃だと?そりゃ寒いわけだ。どうしてこうもタイミングが悪いのか。寒いと体温を逃がさないように筋肉が緊張するようで体中が痛い。痛いし寒いし、全然疲れが取れた気がしない。

 

 布団に包まっていても寒いものだから、起きて暖房をつける。ところがどうだ。5分もたたないうちに「タッタラララー。」と給油を知らせるブザーが軽快に鳴りやがる。こんな寒いときに限って。まあ、これはある程度はわかっていたこと。「そろそろ暖房もいらなくなるだろうし、灯油を使いきらないと。」ということで、あえて給油をしなかったのだ。だからって今日みたいな寒い日に灯油切れにならなくてもいいじゃないか。

 

「 誰も悪くないよね。寒いのはみんな一緒だし。僕ひとりが寒いわけじゃないし。雨風しのげる家があるだけマシかもしれないね。」

 

 そんなふうに思えるほど人間ができていない。寒いものは寒いし、なにより体中が痛い。肩が凝る。調子が悪い。だから機嫌も悪い。

 

外が少し明るくなったから、給油をした。そして、温風ヒーターのスイッチをオン。

 

「タッタラララー。」

 

給油を知らせるブザーが軽快に鳴る。いやいや、今、給油したじゃないか。温風ヒーターよ、お前はバカなのか?灯油の存在を確認できないのかと思い、灯油缶をドスンと強めにセットしてやる。

 

「E01」

 

エラーだ。反抗しやがった。お前みたいなヤツはいったんリセットしてやる。プラグを抜き、再び灯油間をドスンと強めにセットする。プラグを差し込む。「タッタラララー。」とわずかな抵抗をしめしたのち、通常運転を開始する温風ヒーター。そうだ、素直にいうことを聞いていればいいんだよ。

 

 徐々に部屋は暖まっていく。筋肉のコリも少しずつほぐれていく。僕のイライラも少しずつ解消されていく。やっぱりあたたかいのはいい。人にはあたたかくしてやるべきだ。そうしたら、イライラすることもないんだから。

 

もうしばらく温風ヒーターのあたたかさにお世話になろうと思う。さっきは灯油缶をドスンとか強くやっちゃってゴメンね。