ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

自分と同じことを考えている人間がいたら、それはうれしいことだ

猫

ブログを書く理由という記事を何度か書いたことがある。自分でそんな記事を書いておきながら、どこかしっくりこないところがあった。「だいたいそんな感じだと思うけど、なんか違うような気がする」なんて煮え切らないにもほどがあった。間違ってはないんだよ、それらの記事は。でも100%正解かと問われると「なんか違う」と答える。

 

先日のラジオでのこと。ゲストは川村元気。「世界から猫が消えたなら」のプロモーションでゲスト出演をされていた。ベストセラーになった小説だから、名前くらいは知っているが、読んだことはない。ベストセラーって時間が経つと手を出しにくい。「今更ね」という強がった気持ち。今更ってのは、他人と比べてるってことだね。自分にとっては未経験なのだから今更もなにもあったものではないはず。「他人と同じはいや」っていう自分を特別視する気持ちと一緒だね。

 

まあ、それはさておき。川村元気が小説を書く理由はなんですかと問われたときに彼はこう答えた。

 

「自分と同じことを考えている人間がいたら、それはうれしいことだ」

 

これがね、僕がブログを書いている理由なんだと思う。自分の考えに共感してほしいわけじゃない。承認欲求があって、誰かから認められたいわけでもない。そんな厚かましいことは思ってもいない。「僕の考えていることは君の考えていることと一緒だね」そういうひとがひとりでもいれば、僕はうれしいのだ。僕と同じことを考えている君のことに共感したい。それはめぐりめぐって結局は自分に対する共感ということになるのかもしれないけど、深く考えると混乱しそうだからやめておく。

 

人っていうのは自分に似た人間を好きになるらしい。学校でも会社でも仲良しになる人間ってのは、どこか共通点があるよね。自分と真反対の人間に対し憧れることはあるかもしれないけど、仲良くなりたいという気持ちとは少し違う。最たるものが親子関係だね。自分のDNAを引き継いでいるのだから、それは愛おしいに決まっている。自分に瓜二つの子どもなんてかわいいに決まってる。

 

僕は常に自分と似たような雰囲気のブログを探している。もちろん完全一致することなんてないけど、記事によっては共感できたりする。だけども、次の日の記事には全く共感できなかったり。一記事も飛ばさないで読みたくなるブログなんてそうそうないよね。僕のブログだってほとんどの人にはスルーされてるのだから。違うからいいのだ。