ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

置き去りにされた彼に思うこと

小屋

山の中に置き去りにされちゃった彼、すごいよね。一週間も水だけで過ごしていただなんて逞し過ぎる。水と小屋とマットがあればなにも食べなくても一週間くらいは過ごせるんだって思った。雑草は知識があれば食べられなくはないけど、「道端に生えている草は食べることができる」という発想がなければ、そうはならないね。雑草は以外と食べられるよ。サラダだと思えばいい。抵抗はあるかもしれないけど。僕も抵抗あるけど。

 

彼はなにをして過ごしていたんだろうね。自然の風景を青空を眺めながら「僕は生きている」なんて考える余裕なんてないよね。そんな子ども逆に嫌だよね。さみしかったよね、きっと。それ以上に暇だよね。一週間も一人で小屋暮らしだなんて。テレビもないし、DSもないし。一週間くらいは誰とも口を聞かなかったわけでしょ。電気もなかったよね。真っ暗だったよね。この経験で子どもは逞しくなった代わりに親は弱くなったよね。今回の件を考えると、もう厳しくできないよね。子どもに対して後ろめたさを抱えるよね。親子ゲンカするたびに今回のこと思い出すよね。

 

たまに思うことがある。庭にテントでも張ってそこで暮らしてみるのも悪くないかもしれないと。もしくはツリーハウスを作って下界を眺めながら神の気分を味わうのも悪くないかと。「下々のものよ。今日もせわしなく働いておってご苦労なことだ」なんてね。そういう生活は子どもの頃に作った秘密基地の思い出がそうさせるのだと思う。秘密基地はいいよね。誰にも秘密なのがいい。僕だけの世界。

 

実用と秘密を兼ねて蚊帳が欲しいと思っている。蚊を寄せ付けないために天井に吊るやつね。蚊帳って少し秘密基地っぽい。それにかっこいい。お姫様のベッド的な感じになるのもいいよね。夏になると決まって蚊に叩き起こされるからカヤは欲しい。どれだけモクモクと蚊取り線香を焚いても奴らは近づいてきて僕を痒くする。だったらカヤでしょ。僕自身をベッドごと覆ってしまえばいい。最強でしょ。風情もあるしね。けどモノが増えちゃうんだよなぁ。そこが今一歩ふみだせない理由。

 

話を戻そう。ヤフーニュースには一般の人がコメントを書けるようになっていて、そこでもこの事件に関することが書かれていた。「いくら探しても見つからないよ。親は早く本当のことを話すべきだ」「あの親はなにか隠しているよね」そういう見方もあるのかと思った。結果、無事だったわけで、やっぱネットの掲示板なんて便所の落書きだなと改めて思った。理由もなしに人を悪者にする。イジメとなんら変わらない。まあ、無事でなによりです。