ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

モノを仕舞うと部屋の色が少なくなる

スマホの電源ケーブル

スマホの充電は毎日行う。なので電源ケーブルはコンセントに挿しっぱなしにしている。ケーブル一本くらいそこにあっても邪魔にはならない。ある日、何気なくそれをコンセントから抜き仕舞ってみた。なんだかスッキリした。部屋の中にはサイドテーブルもあるのだが、それもついでに仕舞ってみた。ますますスッキリした。このサイドテーブルはちょっとした作業時以外は使わない。使わないときは仕舞う。この当たり前の発想がなかった。

 

スッキリ!

 

ね、こうやって写真で比べるとスッキリ具合がわかるでしょ?まあ、僕の部屋の中がスッキリしていようがどうだろうが興味はないだろうけれど。たったケーブル一本、たったテーブル一つがないだけで部屋の中は広く感じる。スッキリすると、他のモノが気になり出す。届いたばかりのダイレクトメールはすぐに処分したくなる。ボールペン一本、紙一枚が机の上にあることが気になる。100個のモノか101個になったくらいじゃ気にならないけど、10個が11個になるととても気になる。

 

今の部屋の中は極端に色が少ない。白と茶と赤の三色のみだ。今の部屋は冬用の部屋なので赤をポイントとしているが、それもそろそろ暑苦しい。少ない生活をすると色が減る。蛍光色のモノなんてほぼないし、ピンク色のモノなどもない。あ、いや、食器を洗うスポンジが淡いピンク色なんだよな。あれ、なんとかならないかな。黒いまな板が流行ったように黒いスポンジもはやればいいのにな。持っているボウルは黄色でカゴは赤なのが気に入らないけど、買い換えようという気にはならない。掃除用のバケツが水色なのも同様。

 

部屋の壁紙を白に張り替えたことがある。「白い壁って病院みたいね」と母親は言った。僕はベニヤの安っぽい木製の壁のほうが余程気に入らなかった。風呂のドアは深い緑色に塗り替えた。換気扇のフードも同じ色に塗ったし、ふすまの一面も同様にした。グッと部屋が引き締まった。母親が見たら「なんてことするの」って怒られたと思う。

 

理想の家を持ちたいというのは僕の夢だったが、いつの頃からか「家なんて持つもんじゃない」という考えに変わった。所有することの大変さは家も同じだと思う。大きなものであればあるほど管理は大変になる。家は売ればそれなりの金になるから亡者が群がる。目の前にあるものはできるだけ少ないほうがいい。余計なことを考えずにすむから。