ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

こんなところで成長するだなんて!

砂時計

僕は毎朝歯を磨く。だいたいの人は磨くだろうと思う。僕はソラデーという「光と水で磨く」がうたい文句の歯ブラシで歯を磨いている。これを使う場合は歯磨き粉はないほうがいいらしいので、以来、僕は歯磨き粉を使用していない。

 

 

最初は若干抵抗があった。歯磨き粉を使わないだなんて。さっぱり感が感じられないし、磨いた感も感じられないような気がしていた。でも、実際はその逆だった。歯磨き粉でシャカシャカしていると、それだけで綺麗になったような気がする。歯磨き粉の爽やかさのせいで(おかげで?)磨いた気になるのだ。歯磨き粉を使わないと舌の先で歯のツルツル感を確かめながら磨ける。口の中が泡だらけの状態でそんなことをしていたら大変なことになる。

 

昔おじいちゃんに買ってもらった砂時計が出てきたので、最近は歯を磨くときにそれを使用している。計ったことはないが三分間なのだと思う。砂時計なのだから三分間に決まっている。その砂時計を使うようになってから歯を磨く時間が長くなっている。三分で終わらせてなるものかと必死に歯を磨く。それでも歯医者に行けば「虫歯がありますね」なんて言われるものだから、たまったものじゃないよなぁ。

 

ところで今朝も歯を磨いていたのだが、そこで感動的なものを見つけた。排水口の淵をよくみると、なにかある。なんだろうとよく見ると、植物が芽生えているのだ。小さ過ぎて写真のピントが合わないんだけど確かにそれは植物。かいわれ大根のミニチュア版のよう。

 

植物

 

葉っぱがあって茎があって根が生えている。植物なんだから当たり前なんだけど。僕はそれをみたときに不覚にも感動してしまった。こんなところで芽生えるだなんて。流さないように必死にしがみ付いていたんだろうね。きっと僕が種を運んできて、それが排水口の水分を栄養にして育ったんだ。植物ってたくましいよね。ほんのわずかなコンクリートの隙間を縫って生えてくる大根とかいるよね。なにもそんなところに生えなくてもと思うのだが、きっと目立ちたがり屋なのだろう。そんなところに芽を出せばローカルニュースが取材にきてくれるということを彼らは知っているのだろう。僕のうちにも取材にきてもらいたいものだ。

 

このなんだかよくわからない植物は立派に成長してもらうと歯磨きをするときに邪魔になるので、そのうちに流されてしまえばいいと思っている。ってか、排水口を掃除していないのがバレバレだよね。植物が芽生える排水口なんてありえない。