ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

二度目のAirbnb利用はスムーズではなく

エアビーアンドビー

五月に初めてAirbnbというサービスを利用した。いわゆる民泊だ。空いている個人の部屋を貸してもらう。五月に利用した際は、部屋のオーナーさんとは一切会わず、電話で声を聞くことすらなかった。僕はその方が煩わしさがなくて好きなのだが、オーナーさんとのコミュニケーションを楽しみにAirbnbを利用する人もいるらしい。オーナーさんに朝食を作ってもらって一緒に食べたり、街を案内してもらったり。気が合うオーナーさんだったらいいけどね。そういう出会いを楽しみにできる人というのは、きっと誰とでもすぐに打ち解けられる人なのだろう。僕とは正反対。僕はそうなりたかった。

 

宿の手配をしたのは一ヶ月ほど前。その時、オーナーさんからは「ご予約ありがとうございます」と一言メールがあっただけだった。ずいぶんと淡白なオーナーさんだなと思ったが、まあ、そのくらいの方が煩わしくなくていい。しかし、宿泊一週間前になっても宿泊の詳細に関するメールは届かなかった。前回は一ヶ月前には宿泊場所、鍵の受け取り方法等が書かれたメールが届いていた。

 

「こっちから連絡しなきゃ教えてくれないのかな」

 

なんだか釈然としないまま、その気持ちが文章に出ないように気をつけながらメールを書いた。しかし、その日はオーナーさんからの返事はなかった。Airbnb内でのメッセージのやり取り以外にも、今回の宿泊用に使い捨てのメールアドレスが発行される。翌日の昼頃にそちらにもメールをしてみた。「お返事いただけないでしょうか?」と。

 

僕はこの間、不安でたまらなかった。一週間後の旅を控えて宿泊場所を失うことになるのか。代わりの宿を探しておいた方がいいだろうか。Airbnb内で別の宿を探すと意外と多く空きがある。新着物件も多くある。泊まってみたい部屋もある。よし、今のオーナーさんよ、どうせならこのまま返事をしないでくれ。僕は別の部屋に泊まってみたいからさ。オーナーから返事がないから仕方なくキャンセルしたとなれば、キャンセル料を払わされることもないだろう。

 

しかし、24時間を経過した頃、残念ながら返事が届いた。毎回使いまわしているであろう事務的なメールが届いた。「お返事遅くなって申し訳ありません」くらい書けよ。プロフィール欄には「返答時間1時間以内」って書いてあるのにさ。嘘偽りはいかんよ。かくして僕は予定通りの宿泊となった。いい評価はしてやらないからな。僕ができるささやかな反抗だ。