ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

ゴジラに破壊されたはずの町並みは

新幹線

この手紙は今回の旅の最後、新幹線の中で書いています。流れていく景色はさっきゴジラに破壊されたはずなのに、現実には平和そのもの。いいことです、平和なのは。景色が流れていくということは、人生がどんどん流れていくということで、この新幹線の速さよりももっともっと早くそれは流れていくのでしょう。またひとつ旅が終わりました。そう考えると少し寂しい気もしますが、考え方を変えれば、またひとつ思い出が増えたということ。またひとつ豊かになったということです。なんだかやさしい気になれるのは、今回もいい旅を終えることができたからでしょうか。それとも窓の外の夕焼けがきれいだからでしょうか。

 

どうでもいい話ですが、今回は奮発して少しいい弁当を買いました。ウニ弁当です。美味しいかどうかは食べてみてからのお楽しみ。デザートも買いました。白桃ゼリーです。新幹線の中で食べるためにデザートを買うだなんて初めてのことです。どういう心境の変化ですかね。

 

さっき見たシンゴジラの話をしましょう。僕は全く見る気はなかったんですが、空き時間ができたので見ることにしました。ゴジラをちゃんと見るのは初めてに近いかもしれません。僕はゴジラという映画を誤解していました。単なる怪獣映画かと思っていましたが、そうではなかったのです。僕がこの映画をみて思ったのは「明日からの仕事を頑張ろう」ということです。前例のない事態にどう立ち向かうか。そこには様々な人間の様々な思惑があります。保守的な者。人命第一と考える者。復興後のことを考える者。自分の利益だけを考える者。どいういう立場であろうが、真剣に自分の信じた道を走ろうとする姿はカッコいい。前例がなければ作ればいい。自分が道を切り開けばいい。僕にも切り開くべき道はある。それは細い細い脇道で地図にも乗らないような道だけど、でもそこからはじめてみよう。そんなことを思いました。ゴジラをみてこんな気持ちになるなんて思ってもいませんでしたよ。食わず嫌いは損ですね。終戦記念日の今日、この映画を見れたことにも、なにか意味があったように思います。

 

今回の旅は僕にしては急に決めた旅でした。実は旅立ちの前のワクワク感は全くといっていいほどありませんでした。その代わりかどうかはわかりませんが、旅の終わりにとても充実した気持ちになれました。こんな旅は初めてです。最近は旅自体にマンネリ感を感じていましたが、やはり日常を離れるのは僕にとっては刺激です。次の旅も楽しみです。では、またお会いしましょう。

 

ゴジラ雲

 

追伸

この写真の雲、なんだかゴジラっぽくありませんか?