ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

映画「怒り」を観てきたのでその感想を

怒り

怒りという映画をみた。怒りはこみあげてくるものである。こみあげてくるとは感情の高まり。自分ではコントロールできないもの。たいていの場合、他人に影響される感情。

 

怒り

ゲイである男の日常。出会った男は殺人犯なのか。彼は素性を明かさない。

 

「話したくない」

 

肝心なことを話したがらない男。得体がしれない。なにを考えているのかわからない。言葉にしたって、その人の本性などわかるはずもないのに知りたがる。言葉で確認したくなる。疑いをかければ、その言葉でさえも信じられるはずはないのに。一度疑いだすと、勘繰ってしまう。「どうせお前は」とあらぬ疑いをかける。「じゃあそれでいいよ」と答えれば、「やっぱりそうか」と納得する。そんな言葉だけは、素直に受け入れることができる。それが真実かどうかなんてわかりもしないのに。

 

沖縄の無人島で出会った男。リュックひとつを背負い、自由気ままに生きる男。どんな生活環境だって彼は受け入れて無難に過ごす。場所を転々とする。それは自由を追い求めているのか、逃げているだけなのか。人を理解しようとする。理解するふりをする。その人のなにを知っているのか。たったひとつのやさしい言葉を信頼できるほどのなにを知っているのか。感情は押さえ込めば爆発する。自由気ままな男は逃亡犯なのか。

 

港町で働く男。彼は名前を偽っていた。名前を偽らないといけない理由でもあるのか。それはうしろめたい理由なのか。自分を守るための手段なのか。彼を愛した女がいた。彼のことを信じてあげたかった。一度疑ってしまうと戻れない。不安が広がる。そんなわけはない。彼が殺人犯だなんてあり得ない。彼はちゃんと説明してくれたんだもの。自分との葛藤。信じたいものと信じたくないものが入り交じる。彼は殺人犯なのか。

 

感想

人を殺した理由というのがいまいち納得できません。その後の犯人の行動も描かれていた人物像とのイメージが違ってピントきません。でも、まあ、納得できる殺人の理由なんてないですから、それはおいておいきましょう。ドキドキしながら観た映画でしたが、時間が少し長すぎたように思います。実際に起きた様々な事件の要素を取り入れた映画です。機会があればご覧になってみて下さい。あ、身内と一緒に行くと気まずいかもしれませんので、親しい友達と一緒にどうぞ。もしくは、ひとりが無難。