ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

好きなものと手にいれたいものには差がある

KAPITAL

久しぶりにじっくりと服を見て回った。まあ、結局、買わなかったんだけど。

 

「買うとしたらジレかな」

 

ジレってのは、いわゆるベストのことね。日本語ではチョッキともいうね。ちなみにジレはフランス語でベストは英語らしい。おしゃれっていうのはイメージだからね。フランスってだけでおしゃれなイメージだよね。僕はそういうのに弱い。

 

ジレを重ねるだけで複数枚のシャツの印象が変わるから便利だ。僕はその便利なジレを一着しか持ってない。しかも三~四年前に買ったものだ。涼しげな印象の青のジレ。麻混で透かしてみれば向こうがうっすらと見えるくらいの薄さ。完全に夏仕様だからTシャツに会わせてもかっこいい。その反面、冬場には着にくい。青だから寒々しい。色の印象というのは大切で赤を見れば暖かく感じるし、青を見れば涼しげに感じる。だから着る季節を間違えちゃいけない。僕は暖かみのあるジレを持っていないものだから冬場にはカーディガンを愛用している。

 

「ジレのほうが自分っぽいよなぁ」

 

僕の回りにはジレを来ている人などほとんどいない。まあ、ジレなんて寒さを防げるわけでもなく、夏の暑いときにわざわざTシャツの上に羽織るようなものでもないしね。着ている人が少ないから、それを着ていれば個性が出せるのでは?というのが僕の考え。それに愛着をもって着ていれば、そのスタイルが好きになるしね。

 

僕は実はアジアやアフリカあたりの民族衣装をモチーフにした服も好きだったりする。今回、服を見て回っているときに遭遇したのがKAPITALというお店。まず目を引いたのが入り口にある歌舞伎のマネキン。あれをマネキンと呼ぶべきかはわからないが。それが民族衣装を着ていて実にかっこよかったのだ。すげぇと見とれていると店員さんに声をかけられた。聞けばモロッコやアフリカをテーマにしたお店だと聞く。バザーの雰囲気を出すようい服は床に並べられ、天井近くにはカラフルに染められた大きめのストールがずらりと並ぶ。圧倒的な世界観。妥協していない感じがいい。無難さがない分、近寄りがたいかもしれない。本店は岡山にあるらしく店舗も全国にあるということ。

 

好きな雰囲気なのだが独特であるがゆえ他のものと合わせにくい。僕はできるだけ仕事用とプライベート用を兼用したい。となると民族衣装っぽいものを会社に来ていくのは難しい。それに革靴だとおかしいし、きれいめパンツにも合わせにくい。どうしても種類が増えちゃうから手を出しにくいんだよね。好きなものと手に入れるべきものとが違うのは悩ましいところ。