ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

はじめての春秋座、アクセスは?弁当は?

 

春秋座

猿之助一座はこの十月は巡業中。体育の日を挟んだ三連休プラス一日の計四日間は京都、春秋座で公演が行われる。春秋座は京都造形芸術大学内にある。最寄り駅は叡山電車、茶山駅だが劇場までは徒歩で十分かかる。アクセスはあまりよくない。最寄り駅の茶山駅は無人駅。ワンマン運転の電車内は僕たち観劇者と学生達でいっぱい。たまに演劇の公演などがあるとこういう状態になるのだろう。

 

「交通系ICカードをご利用の方は必ず社内でカードをタッチしてください。次で使えなくなります」

 

タッチする機械が車内にしかなくタッチし忘れると次の電車に乗ろうとしたときにエラーになってしまうらしい。なんておそろしい。

 

電車を降りて劇場まではごく普通の住宅街。学生らしき集団についていけば迷うことはなさそう。途中にお店らしきものはなにもない。大学まで出るとようやく賑わう。芸術大学だからだろうか、個性的な学生もチラホラいる。

 

春秋座

 

なんといっても目を引くのは劇場前の急階段。天翔る階段らしい。天翔る心にかけているのだろう。「天翔る心、それが私だ」とはスーパー歌舞伎ヤマトタケルに出てくるセリフ。それにしたってこの急階段。もちろんエレベーターも用意されているのだが、僕はせっかくだからこの大階段を登る。こわくて後ろを振り向くことなんてできないのは高所恐怖症のせい。足を踏み外さないように。確実に一歩一歩。僕の人生のように。

 

春秋座

 

劇場内は普通に学生がうろうろしている。観劇目当てのオバサマ達もたくさんいる。なんとも不思議な組み合わせ。学生にとっては迷惑だろうね。劇場内はそれほど広くない。平成中村座より少し広い程度かも。最後列である二階列の広報でも十分見れそう。宙乗り装置は常設されているみたい。もちろん花道もある。

 

「今回の春秋座公演限定の販売になります」とお弁当も売られていた。公演によって弁当販売があったりなかったりということか。だけども劇場入り口手前には広々としたカフェがあってパンなども売られていたようだし、外にはスーパーやパン屋などもある。僕は外のパン屋でパンを購入。しかし劇場内は飲食禁止。さて、どこで食べようと迷っていると、観劇者用控え室なるものが用意されていた。普通の会議室みたいに長机とパイプ椅子が用意されているところで、そこで買ってきたお弁当を食べてくださいということらしい。

 

さて肝心の歌舞伎の感想。うーん、巡業用かなぁ。舞台セットといい衣装といい。だけども、巡業であれだけのことをするのは大変だと思う。普段、歌舞伎を観ることのない方にとっては楽しい歌舞伎を体験できる貴重な機会だと思う。坂東三津五郎さんの息子、巳之助さんが十三役早変わりに挑戦。巳之助さん、線が細すぎて土手の道哲なんてまるでイメージが違う。女形にしても線が細い。ワンピース歌舞伎のときはそこまで気にならなかったんだけどなぁ。あと鳴り物の音のほうが勝ってしまってセリフが聞き取りづらい場面もあった。三味線の音のボリュームを調整するのって難しいんだろうね。そんな感想。