ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

人にやさしくしようと心がけたらやさしくできた

yハート

 

新しいシステムを導入する仕事の真っ最中だ。想定していたよりは忙しくない。それはひとえに僕が優秀だから。僕が頑張ったから。余計なものはすべて排除して仕事を進めたから。調子に乗っていると、そのうち落とし穴にはまるんだろうね。

 

システム導入をすれば、それが使えるように操作説明をしないといけない。もちろん、全体会議という形で説明会は行うのだが、そんな場で真面目に聞いている人などほんの一握りだ。「わからなかったらその時に聞けばいい」と思っている人が大半だろう。僕もそういうタイプだから。

 

システム導入の現場キーマンは僕より年上の元係長さん。これが覚えが悪い。できるだけイラッとしないようにと思うのだが、何度も同じことを説明しているとさすがにストレスになる。

 

「それって前にも説明しましたよね」

 

これは僕が絶対に口にしないように注意している言葉である。相手はわからないから聞いているのだ。一度言えば理解できる人もいれば、そうでない人もいる。年齢的な問題もあるだろう。システムが苦手でどうしても理解できない人もいるだろう。

 

その言葉を口にするということは自ら壁をつくってしまうのと同じだ。僕に質問することをためらう人も出てくると思う。わからないからシステムをさわらない。結果、業務が進まない。そうなったら困るのは僕だけではないはず。できない人にも最低限の操作だけは覚えてもらう。できる人にはさらにその上の操作も覚えてもらう。そうやって人を見ながら教え方を変えている。

 

昨日も現場キーマンの覚えの悪い元係長さんに説明したのだが、やはり以前に説明したことを再度質問してきた。僕は予めこの事態を予想していた。

 

心穏やかにいよう。

同じことを何度も質問されても根気強く対応しよう。

余計なことを言わないようにしよう。

 

そう心に決めて対応した。すると不思議なことにイライラすることはなかった。どうやら気持ちを構えているとイライラせずに対応できるみたい。人にやさしくもできるし、自分もストレスが溜まらない。しかし、気持ちを構えるには気持ちの余裕がないとできない。余裕を持たせるにはどうしたらいいかが難しい。