ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

半年間もの間、悩まされた歯の痛みの原因

歯

今年は虫歯に悩まされた一年だった。一年を振り返るには少し早いね。歯科の定期検診で虫歯がありますねと言われ、治療をしたのが四月の終わり頃。痛くもない歯を削られるのは釈然としなかったが、虫歯は放っておいても治ることはないので、腹を決めて治療をした。

 

虫歯は神経までは達していないということだったので、表面だけ削って、セラミックの白い歯をかぶせた。上の奥歯だから銀歯でも目立つことはないんだろうけど、今後治療をすることがあれば、それを機会に全て白い歯にしようと決めていた。治療が終わって半年後の先日、そのセラミックのかぶせものがポロリと取れた。歯間ブラシでゴシゴシしたのがいけなかったのか。すぐさま歯医者に予約を入れ再びつけてもらった。

 

その10日後。また取れた。やはり歯間ブラシで掃除をしていたときのことだ。また取れたら困るからと思い、そーっとやさしく掃除をしていたのにあっけなく取れたのだ。しかもセラミックが少し欠けているっぽい。五万円もしたのに。無駄なことをしてしまった。 

 

「作り直しましょうね」

 

と口の中を覗く先生。

 

「ん?」

 

ん?とか言うなって。不安になるから。鏡を持ってくださいと言われ、自分の口の中を見るように言われる。

 

「上顎のところが赤くなってるでしょう。根っこの部分が膿んでしまっているんだと思うんですよね。この状態で痛くないってことは神経は死んでいるはずです」

 

まじか、先生。半年前には虫歯は神経まで達していないと言われたんだぞ。表面上の虫歯は取り除いたけど、内部では実は虫歯が進行していたってことなのか?

 

実はこの歯を治療した二ヶ月後に歯に激痛を感じ、再度歯科を訪れている。そのときは原因がわからなかった。噛むと痛かったし、あまりの痛さで夜中に目が覚めたりもした。上顎のところが腫れているのも気がついていた。痛み止めを飲んでしばらく我慢していたら、痛みは落ち着いてきた。だけども歯の違和感は消えなかった。

 

先生に見てもらっても、原因不明だと言われればどうしようもない。だから非定型歯痛を疑った。これは脳が治療時の痛みを覚えていて、ふとしたきっかけで痛みが再発するという症状。ようするに気のせいってこと。原因がわからなければ気のせいだと思うしかないよね。でも実際にはこの半年間、虫歯が進行していたってわけだ。痛みが治まったのは神経が死んでしまったせい。なんてことだ。

 

かくして僕は再び根っこの治療を行うことになった。通常は麻酔をしてから治療を行うのだが、神経が死んでいる僕の歯には麻酔は不要。恐るべき神経の死。痛みを感じないというのは実はこわい。かぶせものがとれなかったら、もっと酷い状態になっていたかもしれない。不幸中のさいわいって考えることにしておこう。