ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

他人の評価は他人に任せる

評価

 auショップでアンケートでの評価を押し付けられたという話。わざわざニュースになるんだね。まあ、僕だってこうやってネタにするくらいに興味のある話だしね。

 

auショップに行ったら「(後日送付される)アンケートに大変満足と回答してほしい」「アンケート結果が悪いとKDDIから指導を受けてしまう」といったプリントが配られていた

 

このニュースと全く同じ経験をしたことがある。Airbnbで宿泊したあとは、 宿泊の評価を要求される。もちろん評価しなくても構わない。Airbnbでは宿泊者側も評価されるのだが、僕はとくに評価されようとも思わないので、気にしたことはない。だってさ、きれいに使用しているからね。その部屋に掃除道具があれば簡単に掃除するし、お風呂や洗面台なども痕跡を残さないようにさっと軽く水で流す。布団やタオルも畳んで部屋を去る。部屋を使用させてもらったのだから、そうやって感謝の気持ちを残しておきたいと思う。金払って使ってるんだから、そこまでしなくてもいいじゃないかと思う人もいるみたいだけど、金を払うほうが偉いっていう考えは僕の中にはないんだよね。

 

とか言っていい人ぶってるけど、部屋をきれいにして立ち去るいちばんの理由は自分の痕跡を残したくないから。布団がそのままになっていれば、そこに僕がいたんだということが感じとられてしまう。ゴミを残すなんてもってのほか。残されたゴミを見れば、僕の行動が知られることになる。「あのパン屋でパンを買って朝食べたんだろうな」とか「隣街のコンビニでアレを買ったんだな」なんて推測されてしまう。

 

僕の知らないだれかにそんなことを推測されていると考えただけで、ゾゾゾッとするのだ。まあ、そこまで他人の行動に興味がある人間なんていないだろうけど。宿主は次の宿泊者のために準備をしなくちゃいけないだろうから、そんなことを考えている暇なんてないのだろうけど。

 

ところで他人の評価の話ね。Airbnbを利用した後に部屋のオーナーさんからメールが届いた。

 

「わたしはあなたに対していい評価をしましたから、わたしにもいい評価をして下さい」

 

はぁ?なぜそんなことを強要されなきゃいけないんだ?僕がどう評価するかは僕の勝手だ。その部屋自体は立地もそこそこよく、どこにでもあるワンルームだった。部屋の備品も普通に揃っていたし、よくも悪くも普通だった。だけども床には髪の毛が。

 

その部屋を利用する前にオーナーとマンションの前で待ち合わせをし、部屋の案内をしてもらった。玄関のドアを開けた瞬間、フワッと数本の長い髪の毛が舞い上がった。だけどもオーナーさんは知らん顔。まあ、気がついてなかっただけかもね。「どうぞごゆっくり」とオーナーさんが立ち去った後部屋を見回すとやはり床には長い髪の毛が。掃除自体は行き届いているのだが、髪の毛だけは残されたままなのだ。それが唯一のマイナス点。評価の満点は五点。僕は三点にしようか四点にしようか迷っていた。

 

「オーナーさんも悪い人じゃなさそうだし、妥協して四点にしておくか」

 

そう思っていたところにいい評価を強要するメールが届いたのだ。結局、僕はその部屋の評価をしなかった。立地はよかったので、また利用してもいいかなと思っていたけど、その気持ちも冷めた。欲を出すと手に入るはずだったものは手に入らなくなる。