ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

隣の芝生が青いと困る

買い物

金曜日の夜だというのにお惣菜がたくさん売れ残っていた。急に寒くなった今週。週末の天気予報は雨。今日も雨。それを見込んで多くのお惣菜を準備していたのだろうか。残念ながら店主の予想は外れたようで、大半のお惣菜には割引の黄色いシールが貼られている。

 

並んだお惣菜の多さに反比例して買い物客の姿は少ない。少ないどころかほとんどいない。レジにもたれかかって暇そうな顔をしている店員。暇つぶしなのか紙を懸命に折っている店員。それでも暇は潰れることはなさそう。客は入ってこない。

 

そんな状態だからか、野菜もしなびて見える。雑然と並べたれた肉のパックが気になる。暇そうな店員がかわいそうに見えてくる。いやいや、そんな失礼なこと考えちゃダメだ。暇を喜んでいるのかもしれないし。

 

原因は最近となりにできた大型スーパー。スーパーの隣にまたスーパー。パイを奪い合うことは必死で、僕が今いるスーパーはそのあおりを受けた格好だと思う。僕はその大型スーパーには行かないと決めていた。スーパーの隣にスーパーを作るだなんて、なんて節操のないことをするんだ。そんなスーパーになんか行くものか。

 

「わぁ、すげぇ」

 

僕は気がついたら大型スーパーの店内にいた。その日僕は半休をとっていた。その開放感からか、行かないと決めていた大型スーパーの店内に気がついたらいたのだ。店内は広い。天井も高い。高級路線なのだろう、比較的値段が高い。その分、美味しそうに見えるし、購買意欲もそそられる。見ているだけでも楽しくなる。

 

オリーブオイルなんてガラスケースに入っている。その割りには値段は千円台からと比較的安い。これが普通のスーパーで1980円のオリーブオイルだったら高くて買えないと思うはずだ。うまい売り方だな。

 

でもね、そんなお高い店は普段使いにはできない。僕はやっぱり、いつものスーパーを利用しようと思う。そしてたまには贅沢してもいいかぁと思うときには大型スーパーを利用しようと思う。となりが華やかに見える分、このスーパーがみすぼらしく見えてしまうが、そんなのはきっと気のせい。