ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

話が通じない人への対応方法

卵

心が折れかかっている。システムの切り替えを先週終えた。それ自体はすこぶる順調なのだが、問題は担当者。理解力がなさ過ぎるのだ。同じことを何度となく質問してくる。「以前にもご説明しましたが」と若干の嫌味を交えて回答するのだが、そんな嫌味など通用せず。「はぁ、そういう仕組みだったんですか」とまるではじめて聞いたかのような返事をする。嫌味を交えるのは余裕があったときだけで、さすがに何度も同じことを繰り返しているとこちらもイライラしてしまい、怒りを抑えることができなくなる。

 

「だからぁ!それ、前にも言いましたよね!」

 

「はぁ、そうなんですか」とその怒りさえも通用しない。誰にも受け止められない僕の怒りは宙を彷徨ったまま。知らない間にその怒りは僕のもとに戻ってくるようでイライラは増すばかり。仏の顔も三度までだよ?僕は仏の遠い親戚だからね?

 

今はその状態を通り越し諦めの境地。説明するたびに「はい、わかりました」と返事はするのだが、一晩経つと忘れてしまうのだろう。「この人、そういう病気かな?」と疑ったこともある。博士の愛した数式のようにね。こういうのって物語として読めば感動するかも知れないけど、現実にそういう人がいたらイライラするだけだ。

 

以前いた職場にもやはり同じような人がいた。何度同じことを教えても翌日になると忘れてしまうのだ。その人自身は一生懸命だったんだけど、その時の僕たちの仕事はチームプレイが大切だったから、そんな状態じゃ僕たちの仕事がまわらなかったんだよね。だから、本人には悪いと思いつつ上司に相談して異動させてもらった。こういうのって告げ口したみたいであまりいい気分じゃない。

 

今関わっている人の話に戻る。僕は諦めの境地で、もう聞かれたこと以外は説明しないと決めた。説明したって通用しないからね。YesかNoで答える。こうしてくれと言われればそうする。声を荒らげない。そんな気力さえもない。

 

彼らはきっと僕とは別の種類の生物なんだと考えるようにもした。多分、彼らは卵から孵化してこの世に生を受けたんだと思う。だったら、話が通じなくても仕方がない。