ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

湯あたりの怖さ どう対処すべきか?

のぼせる

少し早いが年末の挨拶まわりをした。挨拶まわりというほど大げさなものではなくて、お世話になっている方々のところに顔を出しに行く程度。お店に行けば「正月用にこれもらいます」と買い物をする。個人店は基本、高いからね。そうそう買い物はできない。で、色々おまけをつけてくれるところもあって、そのひとつとして入浴剤を頂いた。

 

体が冷え切っている今日。ちょうどいい。風呂に入って温まろう。紫の包みの入浴剤。ラベンダーだろうと思うが、興味はないので本当のところはなんだかわからない。なんだかわからないそれをお風呂にドボンと入れるとそこは魔境色。どす黒い紫色のお風呂になった。全然興味をそそらない。しかし、せっかく張った湯船に浸からないわけにもいかない。香りは、、、そうだなぁ、人工的ななにか。香りもよくわからない。総じてよくわからない風呂に浸かる僕。

 

見た目に反して温まる。肩周りが冷たく、凝っている感じがあるので、ズブズブと深く浸かる。

 

「うー、解凍されるマグロの気分」

 

せっかくだからと長めに湯船に浸かる。あと三十秒。と思わせてからの更に三十秒。からの三十秒。なんて遊んだのがいけなかった。お風呂から上がり、脱衣所に移動した瞬間。クラクラする。なんだか吐き気が。あ、これ、やばいやつかも。立ってられない。体も拭かずに床にバスタオルを敷き横たわる僕。

 

「ハァハァ。苦しい。バスタオル断捨離しなくてよかった」

 

体を拭いていないので水浸し。水揚げされたマグロ状態だ。さいわいなことに寒くはない。いや、温まり過ぎたのが原因だった。とにかく動けない。なんだか手足も痺れるような気がする。横たわっていたのは五分か十分かわからない。少し良くなってきたので、力を振り絞ってベッドに移動する。水浸しの体を拭く余裕すらない。ベッドで横たわろうが、床に横たわろうが状況は同じはずなのに僕は懸命にベッドに移動した。

 

「あんなにたくさん夕食作らなきゃよかったなぁ。きっと食べれないなぁ」

 

そんなことを考えながらベッドに横たわる。体は軽く拭いたが、髪はそのまま。ベッドを濡らしてしまうのが気になり結局、床で寝そべる。体が冷えるのと同じくらいのタイミングでようやく体調が戻りはじめた。人生初ののぼせ体験だった。二度と体験はしたくない。

 

ちなみに心配していた夕食は完食した。