ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

とりあえず認めて欲しいの

仕事

自分が思うあるべき姿の100%で仕事ができるなんて思っているほど若くはない。60点以上で仕事ができれば合格だと思っている。いろんな考えを持っている人がいるわけだし、自分の考えが正しいとも限らない。皆それぞれが「自分が正解」だと思っていて、そんな中で60点以上が取れれば上出来だと思うのだ。自己採点結果がそれ以下の点数であれば自分の不甲斐なさを反省する。「甘いよ、考え方が」なんて言われてもいいのさ。自分のメンタルと引き換えにしてまでそれ以上のものを欲しいとは思わない。

 

だけども、あきらかにおかしい場合。これは譲れない。みんなでサッカーをしましょうといっているのにグローブとバットを持ってくるやつとは関わりたくない。ここはサッカー場だよ?みんなでボール蹴ってるの、わかるよね?

 

「でも、野球のほうが面白いよ」

 

いやいや、そういう話じゃないんだよ。面白いとか面白くないとかね、そういうことじゃないの。やっぱりキミとは話にならないよなぁ。

 

僕の上司はとてもおひとよしで人のことを決して悪くは言わない。というか言えない。間に入って仲を取り持とうとするのだが、それがあまりにも下手だから結果、みなの反感を買っている。余計にこじれる。

 

どんなに話を合わせようと思っても会話が成り立たない人というのはいて、僕はそんな人にはできるだけ近づかないようにしている。だが、狭い会社だ。そうもいかないときもある。そんなときは上司に判断を委ねるしかないのだが、相手は頑として自分の意見を曲げないため結局は僕が折れることになる。

 

「アズ君の考えもわかるけどさ、ま、ここはひとつ穏便に」

 

上司にそういいわれれば仕方がない部分もある。

 

「相手の考えはあきらかにおかしいっていうのは理解していますよね?」

 

おかしいと思っているのは僕だけではない。関係者のほとんども首をかしげている。なぜこんなことになるのか、と。どうしようもないから相手に寄り添わざるを得ない場合もある。ただし、それには条件がある。「おかしなことをしている」ということを認識した上で寄り添うということ。僕の上司はそれを決してしようとはしない。あくまでも中立。おかしいということを理解していても決して認めようとはしないのだ。

 

「そっと足をかけるだけでいい。この絵を踏むんだ。それだけで拙者を殺さなくてもすむ」

 

認めろ。おかしいという事を認めろ。それだけで僕の気はすむんだ。おかしなものに歩み寄らなければいけないこともある。あなたの立場も理解できるから、素直に認めて欲しい。決して妥協しようとはしない隠れキリシタン。その意地になんの意味があるというのだ。