ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

大きなものをなぎ倒すのは苦労する

満月

この記事にもあるように僕は今大きなものをバッサバサと切り倒している。木の伐採だ。なぜこんな寒い時期にと思うかもしれない。夏の炎天下にこんな作業をしていたら間違いなく倒れる。雪が降るこの二月の寒さの中でもほんの数十分程度作業して頂けでもカラダは温まる。僕にとっては週末のこういった作業は運動代わりなのだ。

 

それに夏は蚊がうっとおしい。あれがまとわりついてくるだけで作業にならない。いちばんやっかいなのは蛇。僕はアレが大の苦手だ。遭遇しただけで金縛りにあったように身動きがとれなくなる。キライなら見なきゃいいのに、そこに視線を一点集中させたまま、頭が真っ白になる。どうしたらいいんだ。どうしたらヤツから逃れられるのか。相手には動かないで欲しい。あの動きを見ているだけでゾッとする。僕が逃げるからな?くるなよ?近づいてくるんじゃないぞ。そうして逃げた僕は、数週間はその場所に近寄らない。

 

木の伐採は木自身が寝ている冬の間に行うのがいいみたい。麻酔をかけられている間に手術を行うようなもんかね。そんなこともあって僕は冬の時期のみ木の伐採を行う。だいたい毎年、年明けの一月から三月頃の間。たった三ヶ月くらいしかない。年末は何かと忙しいから、そんなことをしているヒマはない。時間が取れるのは週末だけだからもっと時間は限られる。実質、年間数日。だから楽しい。

 

大きなものをなぎ倒すのは苦労する。どういう方向で切ったらいいか。どういう順番で切ったらいいか。ぼうっとしていたら落ちてくる大きな枝に直撃されるから、そうならないためにはどうしたらいいか。枝ひとつ切り落とすにもいろいろ考える。そうして音を立てながら、大きな枝が落ちていく瞬間。やったぜ。気持ちがスッとする。

 

僕は作業をしていない夏の間にもそのことを考える。どの枝を落としたら日当たりがよくなるかなぁと。ぼうっと外を眺めながら考えるのだ。そんな木々たちを眺めている時間はとても穏やか。それ以外の余計なことはなにも考えていない。落ち着く。はやく冬にならないかなぁと思う。寒いのは苦手だけど。

 

自然と隣り合わせの環境で生活できるってとても贅沢だと思う。山奥で生活してないとできないような生活。なかなかにバランスのとれた生活。心安らぎますわ。

 

冒頭の写真は夜明けの満月です。これを眺めていたらこんな記事を書きたくなった。桜のツボミは春を待っている。