ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

腕がない

腕

夜中に目が覚めた。妙な違和感。上体を起こそうとする。ん?腕に力が入らない。それどころか腕の感覚がまるでない。僕の腕はどこへいった?右腕だけかろうじて動くので、右手を使って左腕を探す。いくら弄ってもあるべきはずの左腕がそこにない。まじか!僕の左腕はどこへいったんだ!?目は覚めている。夢などではない。

 

どうやら僕は両腕をバンザイした形で寝ていたらしい。その両腕は痺れ、肩から先の感覚が全くなくなっていたのた。体の横にあるはずの両腕が消失。マジでびびったね。そこにあるはずのものがなくなるとかなり焦る。しかもそれが自分の体の一部だからね。

 

頭の上に左腕があることに気がついても左腕の感覚自体はまるでない。きちんと僕の体にくっついているのか?左腕だけ取れて、そこに置かれているのではないか?右手で僕の左腕を手繰り寄せる。こうやって手繰り寄せたので大丈夫か?へんな方向に曲がってやしないか?幸いにも左腕は僕の体にくっついていた。安心して再び眠りについた僕は数時間後にはいつも通りの朝を迎えた。

 

僕は「誰かの両腕をかかえて右往左往する」という夢をたまに見る。もぎ取られた誰かの両腕。一度だけならまだしもこれまでに二、三回見たことがあるのだ。

 

誰のものだかわからない両腕。僕はこれをどう処分すればいいんだ。こんなものを持っていては犯罪者扱いされてしまう。どうにかしなければならない。押し入れの中に隠すか。いや、こんなものを身近に保管しておきたくなどない。土に埋めるか。きっと野良犬が掘り起こしてしまうだろう。そして、それを咥え、交番のおまわりさんのところへ持っていき「これ、アズさんが埋めていました」と告げ口をすることだろう。

 

両腕に抱えている誰かの両腕は血などは付着しておらず、まるでマネキンのよう。「実はマネキンの両腕でした」なんていうオチだったらいいのにと夢の中で思う。しかし、これは夢の中の現実。

 

切り落とされた腕をみる夢

兄弟・家族・親しくしている人の不幸を意味します。あなたの大切な人の事故や病気の予兆です。

 

夢占い的にはそういうことらしい。あまりいい意味合いはなさそうなので、信じないことにする。たかが夢だ。