ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

IoTに乗っかろうとしているのだが、うまくいくのだろうか?

IoT

「IoTって最近のはやりみたいだから我が社としてもなにかをやりたい。だからさ、みんなで考えてよ」

 

そういいだしたのはうちの会社の所長。僕の元上司だ。はやりに乗っかるって?なにかをやりたいって?そんなことに数千万の予算をつけるらしい。つい数ヶ月前までうちの会社は火の車だった。きっと今も火の車。その炎は温度が高くなりすぎて青い炎になって見えにくいってだけ。

 

火傷しているのは僕たち社員。賞与が一向に増えない。もらえるだけマシなのかもしれないけど、世の中の状況を見てるとうちの会社がどれだけ悲惨かがわかる。まあ、東芝に比べれば全然たいしたことないけど。

 

はやりだから乗り遅れないように「なにか」をやりたい。そのために各部署でプロジェクトチームが組まれる。そのみえない「なにか」を懸命に考える。そのぶんやるべき仕事ができなくなる。こうやって無駄は増えプレミアムフライデーどころではなくなるのだ。

 

手段が目的となっている今回の所長提案。こんな人ではなかったのになぁ。高いところに登ってしまうと下々で僕たちが何をしているのかがわからなくなってしまうのかなぁ。所長はIoTがやりたいだけ。そこにカッコよさでも感じてしまったか?そもそもIoTってなにかわかってる?

 

IoT
別名:モノのインターネット,インターネットオブシングス
IoTとは、あらゆるモノがインターネットを通じて接続され、モニタリングやコントロールを可能にするといった概念・コンセプトのことである。

出典:http://www.weblio.jp/content/Internet+of+Things

 

僕はこれをはじめて目にしたとき顔文字だと思った。きっと誰もがそう思うはず。悲しいから泣いているんだと。

 

僕はIoTに魅力を感じない。大体が繋ぎたいようなモノを持っていない。冷蔵庫の中身なんてわからなくてもいいし、電気量だって把握しなくていい。「お風呂が沸きました」なんて言ってくれなくてもいい。静かに過ごしたい。情報に管理されたくない。

 

全てが繋がってしまうということは、それだけ情報が漏れやすいってことでもある。「もしかして知り合いかも」っていうアレは僕にとって大きな迷惑だ。繋がりたくない。そんな理由でフェイスブックもインスタグラムもLINEさえやっていない。

 

情報の同期もいい迷惑。クラウドはとても便利だが、知らぬ間にアッチでもコッチでもプライベートな写真が見えるようになってしまって、それは時と場合によっては困ることにもなる。

 

さて、はやりにのろうとしているうちの会社。果たして成功するだろうか。流行りってのは誰かが流行らせようとしているのであって、それは誰かが儲けようとしてるってこと。それにまんまと乗っかろうとしている。中途半端に乗っかろうとしても振り落とされるだけだ。