ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

時間よりひと足お先に。

庭

僕はめっぽう朝に強い。逆にいえば夜に弱い。気がついたら寝ていることが多い。一瞬目が覚めるのだが、「なんだ、まだ夜中の12時か」と夜であることを確認すると、またそのまま寝てしまう。寝るのが早ければ当然起きるのは早い。21時に寝ると4時過ぎには目が覚めることもある。7時間も寝ていることになるのだから睡眠時間としてはじゅうぶん。

 

「日中は暑いし、朝早くから庭掃除でもするかなぁ」

 

朝に時間があるから早くから活動する。朝早いとなぜだか虫も蚊も寄ってこない。みんな、まだ寝ているのだろうか。これからの季節は暑いのも苦になるが、蚊のうっとおしさはもっと苦になる。暑いのは多少であればガマンできるが、痒いのはどうにもガマンができない。

 

今日は朝の7時から作業開始。朝早いからできるだけ音をたてないように。近所迷惑にならないように。せっかくの休日だからたっぷりと寝たい人もいるだろう。邪魔をしないように気をつけないと。

 

のびきった草を刈る。僕はある年から夏の間は庭全体を手入れすることをやめた。のびる雑草のスピードにおいつけない。歩く部分だけを手入れしているのだが、それだけでも手入れが行き届いている感がある。最小の力で最大の効果。無理して全部をキレイにする必要はない。

 

作業は9時で終わり。この時期はこの時間帯でも太陽の日差しが痛いくらいだ。もう少し作業を続けてもいいのだが、そう思ったタイミングが止め時。これが「また今度」に繋がる。すっかり朝から汗だく。いい運動になった。

 

片付けをしてシャワーを浴びて、それでもまだ10時前。たいていの人はこれから一日がはじまろうかというのに僕は今日やるべきことを終えた。なんだろう、この余裕のある感じ。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」なんていう気持ちの焦りがまるでない。「結局、なにもせずに一日を終えた」なんて後悔もあるはずがない。なにせ僕は朝のうちにやるべきことを終えているのだから。

 

のんびりとした一日を過ごす。時間に追われることはない。時間が僕に追いつこうとして必死。時間よりひと足お先に。