ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

未完の僕で

涙

僕は今年に入って泣いたことがあっただろうか。ふとそんなことを思った。ない。僕は今年に入ってから泣いていない。

 

涙が出るような悲しいできごとはなかった。転んで痛いからといって泣くほど子供じゃないし。そもそも転ばないし。しかってくれる大人もいないし。そもそも僕が大人だし。叱る立場だし。

 

僕は少しの悲しみでは涙がでるほど弱くはない。強くなったのか、鈍感になったというべきか。まあ、悲しいできごとはないにこしたことはない。

 

そういえば、ある日の朝に時間があったから玉ねぎを刻んだことがあって、そのときは泣きたいくらいに涙が出た。あれはつらかった。

 

僕は今年に入って大笑いをしただろうか。ない。涙が出るほど笑った記憶がない。以前は腹を抱えて笑うことがあったのに。箸が転がっても可笑しかったのに。

 

今の僕はたいして笑えない。そこそこ楽しい毎日ではあるし、楽しみを糧に仕事をしているわけだけど。じゃないと日々の仕事なんて頑張れないし。

 

とっても楽しいことがないってだけの話だ。

 

昔からとっても楽しいことなんてなかったのだと思う。僕が未完成だったから、それらが楽しくて楽しくて仕方がなかったのだと思う。僕は未完成のままでいればよかった。