ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

宿のないヤドカリを君は見たことがあるか

オカヤドカリ

僕はヤドカリのように季節ごとにメインとする部屋を変えている。夏には陽の当たらない部屋へ。冬には陽当りのいい部屋へ。この件については先日の記事にも書いた。

 

僕はオカヤドカリと同居しているのだが、彼らも僕と同じ時期に部屋を引っ越すことになる。オカヤドカリの故郷は沖縄。寒さには弱い。15℃を下回る日が続くとよくないことが起こるらしい。僕は冬の間は懸命に彼らを温める。夏の間も彼らだけは引っ越さずに陽当りのいい部屋にいさせるのも手なのだが、そうするとついつい彼らの存在を忘れてしまう。結果、水も餌もおあずけという状況になりかねない。それを防ぐために一緒に越してもらうのだ。

 

引っ越しをしている最中に一匹の様子がおかしいことに気がついた。異常に足が長い。足だけが成長したのだろうか。いや、そうではない。彼は脱皮中なのだ。

 

 

必死な様子がかわいい。手伝ってあげたいが、無理に引っ張って、抜けてはいけない部分まで抜けても困る。

 

よく見れば、彼の本体は肌艶がいい。大部分の脱皮は終わったのだろう。ということは抜け殻がどこかにあるはずだ。 

 

オカヤドカリ

 

脱皮後の抜け殻は証拠を隠すかのように砂の中に埋まっていた。事件ですよ、これは。被害者は無念だったろうに。 

 

オカヤドカリも通常のヤドカリと同じく宿を変えます。こんなカラフルな宿も売っているんだけど、こういうのにはなかなか入ってくれない。そろそろ大きめの宿に宿替えしたほうがいいだろうに。 

 

 

なんて心配をしていたら!?なんだか様子がおかしい!? 

 

オカヤドカリ

 

キミ、素っ裸やん。

 

オカヤドカリ

 

宿に入ってないと、ちょっと、、、ね。見た目がね。人は見た目で判断しちゃいけないけどね。キミはヤドカリだからね。

 

オカヤドカリ

 

通常はこんな感じ。これだとかわいい。着るものによってこんなに印象が違うんだね。人は中身というけれど、キミはヤドカリだからね。

 

オカヤドカリ

 

手のひらの孫悟空状態。

 

オカヤドカリ

 

元の宿が気に入らなくなったのかと思い、宿候補をずらりと並べてみました。さあ、どれでも好きなのにお入りなさい。ちなみにキミが今、背負っているのは水飲み場だからね。 

 

オカヤドカリ

 

そして、翌日。キミはまだ裸のままさ。隠れたってムダ。赤丸で囲ってやるんだから。

 

どの宿もお気に召さないよう。新しい宿を仕入れてくるべきか。

 

ってか、宿なくてもなんとかなるもんなんだね。うちのオヤカドカリは極限の住人。