ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

偉大な先人と比較されるとつらいよね

 

映画

夏になればアニメ映画を観たくなる。「メアリと魔女の花」どうしても観たかったわけではないが気にはなっていた。先週、休みをとった日にあまりにもヒマだったし、あまりに暑かったし、せっかくのメンズデーだしということで、その映画を観ることにした。最初から期待していない映画というのは、たいていいい意味で裏切ってくれる。しかし、この映画は僕をどちら側にも裏切ってくれなかった。どれも観たことのあるような場面で僕には退屈過ぎた。

 

寄せ集め。一言でいえばそういう映画だと思う。寄せ集め、二番煎じが悪いということではない。スーパー歌舞伎をつくった三代目猿之助は、スーパー歌舞伎「三国志2」を作る時にあえて二番煎じを狙ったという。part2が面白くないのは、1とは違うことをしようとするから。1の演出が受けたのであれば、それと同じことをやればいい。堂々と二匹目のドジョウを狙う。そうして三国志は3まで制作され、いずれもヒットした。

 

同監督の「思い出のマーニー」は好きだった。地味な印象はあったが、そこだけの世界観があった。メアリはどうだろう。「魔女の宅急便」や「千と千尋の神隠し」に戦いを挑んでも、そう簡単には勝てない。戦いを挑んだかどうかは知らないけど。でも、観ている側は(少なくとも僕は)それを意識してみてしまう。比較してしまう。比較すると途端につまらなくなる。「一緒じゃん」ってなる。

 

比較されるをわかっていてこの映画を作ったのだろうし、こういう映画を作れば客は入るのだろう(実際、僕は観に行ったし)でも、次回はどうかなぁ。同じような感じであれば観ない可能性のほうが高い。でも、ヒマだったら行くだろう。ということは観に行くことになるだろう。

 

素直に楽しめない大人ってイヤですね。