ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

犬狩り

犬狩り

ここ数年、僕が住んでいる地域では野犬が増えている。僕ん家の周辺だけではなく、この街全体として増えているらしい。彼らに悪意はないのだろうが、それが群れをなして走ってるとさすがに恐ろしい。

 

つい先日も彼らの姿を見かけた。彼らは僕んちの庭を堂々とかけていった。

 

「おまえになんか用はねぇ」

 

そういわんばかりに犬どもは僕をチラリと見やってはかけていく。僕のことなど知らん顔。僕んちの庭で我が物顔。なまいきなやつらだ。

 

その昔(といっても二年前)僕のうちには子犬がいた。メス犬が勝手に産んだのだ。僕の許可もなしに。もちろん餌などやらなかった。大きくなって野犬になると迷惑になるから。僕が小学生であれば大人の目を盗んで餌をやっただろう。そんな子犬は人間を味方とみなし、人などおそれぬ大人になったであろう。でも、僕は大人だ。目を盗まれる方の存在だ。冷酷な大人だ。犬ごときの命がどうなろうが知ったことではない。

 

犬の生命力はすごい。すぐに自殺してしまう人間とは違う。人間がどう思っていようが、たくましく成長し、そして人間に嫌われる存在となった。歩いているだけで疎ましく思われる存在になった。

 

裏山に犬を捕獲するための装置を設置しました。8月31日までの設置です。大人も子どもも近づかないように注意してください

 

人間は捕獲作戦を実行した。それは人間の種を守るためだった。公園を散歩中の女性が野犬に襲われたらしい。最近では小学校の校庭内を彼らがうろつくようになったらしい。人間に被害が出ては困るのだ。彼らは増えすぎてしまった。出る杭は打たれる。人間の数はそれよりも数倍も多いはずなのに駆除されない。