ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

スマートライフプロジェクトへの強制参加で不健康な日々

体重

スマートライフプロジェクトというのをご存知だろうか?「健康寿命を延ばそう」というスローガンのもと各個人の健康についておせっかいを焼くというプロジェクトだ。僕の勤め先でもこれに参加しているようだ。

 

あるWEBサイトに登録し、日々の体重管理やウォーキング歩数を記録していくというもの。毎日、体重計に乗らなきゃいけないし、万歩計を気にしなきゃいけないし、それを登録するためにWEBにアクセスしてデータ入力をしなければいけない。そんな面倒なことをしなくても僕の健康は僕が守るさ。そもそも、僕は体重計も万歩計も持っていないのだから。

 

もちろん、これは強制参加ではない。と思う。業務命令としてやらなければいけないのであれば上司から「さっさと登録しやがれ」という命令が下るはず。僕はそんなものに参加するつもりは毛頭に毛がないから放っておいた。

 

するとどうだろう。このプロジェクトのリーダーからしつように参加要請のメールがくるのだ。まさに迷惑メール。プロジェクトリーダーとして真面目に取り組んでいる結果かもしれないが迷惑千万。こういうストレスがいちばん健康に悪い。

 

やりたいやつだけが参加すればいいじゃないか。僕は健康診断でもほぼ異常はないし、体重も理想的だ。タバコも吸うわけではないし、ウォーキングだってしている。どうぞ、放っておいてください。

 

そもそもプロジェクトリーダーは参加率をあげるのが目的だから、こんなメールをしつこくもらっても僕には響かない。

 

「このプロジェクトに参加したら、あなたは健康になれます。参加率があがれば私の評価もあがります。さあ、みんなで幸せになろうじゃありませんか」

 

まさに宗教。WEBサイトに数値を入力しても健康にはなれないんだよ。壺や掛け軸で人はしあわせにはならないんだよ。

 

僕はこのプロジェクトリーダーを道端で見かけたことがある。歩道のど真ん中に突っ立ってぼうっとしていたのだ。どうみても様子がおかしい。僕はその道をどうしても通らないといけなかったから、その人のそばを横切った。相手は僕に気づいていないのか微動だにしない。ちらりと見やると目はうつろ。なにかあったのだろうか。心配になるレベル。

 

だけども僕はそのとき急いでいたし、急いでいなくても、それほど親しい間柄ではなかったので知らん顔をしたと思う。そのときの妙な印象があって、僕はこの人にはどうにも近寄りがたいのだ。こんな人間が健康に対する啓蒙活動を行っている。僕が参加したくない理由はこんなところにもある。この話は内緒ね。