ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

同調性バイアスについて -他人と同じであることの安心感-

逃げる

同調性バイアスとは、他人の行動を自分の行動の基準にしてしまう心のメカニズムらしい。「人のふりみて我がふり直せ」というやつだ。

 

他人と一緒にいることの安心感。他人と同じ行動をとることの安心感。どうやら僕はこのメカニズムが薄いらしい。

 

一昔前は「他人と違うこと」「個性的であること」という考えたかたはそれなりにあったように思う。だけども最近は(とくに女子は)みな同じような感じにみえる。確かにおしゃれを楽しんでいるんだけど「みんなと同じ」ということに恥ずかしさを感じないように見える。感性が違うのだろう。

 

こういった人の習性も「正常性バイアス」と同じく人を危険に導いてしまうことがあるらしい。人が動かなければ自分も動かない。誰も逃げてないのだから、きっと大丈夫だろうという根拠なき安心感。

 

津波に対する行動もまさにそうだったよう。地震が発生して避難所に集まった人たち。みんなと一緒にいることで安心してしまっている。そんな人たちに巨大な津波が襲ってくることを繰り返し伝えても誰も動こうとしない。高台に避難してくださいといっても誰も動かない。それが悲劇を生んだらしい。

 

僕だったらどうするだろうか。やはり逃げないかもしれない。自分ひとりだけ逃げて、結果としてなにもなかったら・・・

 

「あいつ、ひとりだけ逃げたよな」

 

「おおげさなんだよな、はずかしいやつだ」

 

命よりも体裁を気にしてしまうと思う。こう考えるとやはり日頃の避難訓練というのは大事だと思う。みんなで一緒に逃げるということ。命を第一に考えるということ。それと過去のできごとは忘れてはいけないということ。それは未来にも起こりえるということ。