ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

仕事をする上で大切なこと

戦い

言わずもがなではあるが、職場の人間関係というのは大切だ。ある部署へ関わりをもつようになってきたのが約五年前。数年のブランクを経てふたたびその部署へ関わるように鳴ったのが今年のこと。職場の雰囲気はガラリと変わっていた。

 

その部署は本社とは少し離れていて、だからそこその部署独自の雰囲気、アットホームな雰囲気があった。こじんまりとしていて皆仲がよさそうだった。実際仲がよかった。そこに出張に行ったときには必ず飲みに連れて行ってくれた。次の日は仕事だっていうのに二時、三時まで連れ回されるのだから、全く持って迷惑だった。でも、それがうれしかった。

 

今、この部署に行っても飲み会に誘われることはない。いちばん密に仕事をしている人(僕より年下)が気を使って「飲みに行きましょう」と言ってくれる。そこでこの職場のあれやこれを教えてくれる。上司が代わってから形式的な飲み会以外は全くない。もちろん関係会社との交流もない。以前は会社の施設が近くにあり、そこで飲み会や夏祭りのイベント等も行っていたが、それも取り壊された。結果、人間関係がギスギスしはじめたと。

 

その施設は宿泊もできて、僕ら出張者はいつもそこに泊まっていた。会社の施設なので宿泊手当などはつかないのだが、その分、経費がかからないので出張にも行きやすかった。それがなくなった今では、遠くのホテルに泊まらなきゃいけないし、往復のタクシー代も必要になった。それが馬鹿にならないくらいの額なのだ。

 

取り壊しを決めたのは本社の人間。施設の利用頻度が低いこと。維持するにはそれなりの経費がかかること。ある時期、会社の経営が苦しくなり、そういった施設を手放さなければいけなかったこと。そんな理由でみんなの交流施設になっていた建物は取り壊された。結果、大切ななにかまでが壊れてしまった。

 

いちど壊れてしまうと修復は難しい。こわれたら新しいものを買えばいいじゃん。でも、それはどこにも売っていないんだ。不信感は更なる不信感を生む。いちど生まれてしまった不信感は人の心によって、みるみる間に成長していく。

 

全社的に人は足りていないのだが、この部署の人材不足は著しい。だからICTの力で自動化できるところは自動化したいというのがその部署のトップの考え。今回、その方と僕の上司を引き合わせることに成功した。そして今後、その部署の支援を今までよりも厚くおこなう方向で話はついた。

 

複雑化している人間関係をどうかいくぐって僕はその部署に関わっていくべきか。推進派と保守派の戦い。保守派のご機嫌を取りつつ、推進派の思いをいかに実現させていくか。部外者の僕だからできることがある。できないこともある。なかなかにやりがいのある仕事じゃないか。