ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

冬支度

冬支度

週末は渋皮煮作りのほかにもうひとつしたことがあった。冬支度だ。急に寒くなったから灯油を買いに行った。僕んちの冬の暖房は温風ヒーター。灯油がないと暖かくならない。エアコンは冬も夏も使わない。

 

ある時期の冬にエアコンで暖を取ったことがあるのだが、ビックリするくらいの電気代だったので、それ以降やめた。それにエアコンはとても乾燥する。喉が痛くなる。冬に喉が痛いと風邪を引いたと勘違いしてしまって、なんだか体調がすぐれない。

 

ホットカーペットで過ごしていた時期もあったが、アレもとても乾燥する暖房器具だった。空気は乾燥しないが、気がつけば身体中がカサカサになってしまう。日干し状態だ。同様に電気毛布もよろしくない。

 

そんなこんなで冬の暖房は温風ヒーターに落ち着いている。灯油を買いに行くのはすこぶる面倒だけど。真冬の寒い日に温風ヒーターから燃料切れの警告音が聞こえると鬱になってしまいそうだけど。

 

灯油を買ったばかりで、在庫がじゅうぶんにあるときは気持ちも満たされる。これでしばらくは暖か生活が送れるぞと気持ちが少しプラスに行く。単純なんだ、僕の気持ちは。そんなことで満たされるんだもの。

 

灯油はいつも行くガソリンスタンドで買っている。もちろんセルフ。そのガソリンスタンドはカフェが併設されているタイプで、灯油を入れる場所の真横にカフェはある。灯油を注ぐ人とコーヒーを飲む人の距離は1メートルにも満たない。視線がとても気になるのだ。中にいる人からすれば、ぼうっと外を眺めているだけなのかもしれないけど。そんなに見ないでくれ。

 

去年のある日の冬。そのガソリンスタンドで灯油を注ごうとしたら故障中で使えなかった。灯油缶を全て車からおろして「さあ注ぎましょう」としたときにその事実に気がついた。コーヒーを飲んでいる人の視線が気になった。顔を背けながら、空の灯油缶を車に積み戻す僕。そんなに見ないでくれ。

 

しかたがなく別のガソリンスタンドに行った。そこは灯油を注ぐ場所が建物の裏側にあった。しかも料金も安い。人の視線も気にならないし。以来、そのガソリンスタンドで灯油を買っている。

 

今年もそこで灯油をついでいたのだが、ふと視線が気になった。猫と目があった。そんなに見ないでくれ。