ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

IoTによる業務改革!経営課題の解決!企業風土の変革!財務改質の改善!

ICT

この業界ではどうやらブームになっているらしいIoT、スマート化。僕の会社でも推進されていて、先日は役員直々に説明があった。基本的には上の人たちはわかっていないから、こういう説明会は聞いていてねむい。「IoTによる業務改革!」「経営課題の解決!」「企業風土の変革!」「財務改質の改善!」それをIoTでやろうっていうの?話が抽象的過ぎて結局なにをやっていいのかわからない。

 

システムってのは業務を無理やり変えるには割りと有効な手段だと思う。それゆえ反論も多い。多いが転がりはじめた石をとめることなどできない。ユーザーの使い勝手、効率化など二の次。実際、基幹システムなどは手間が多い割には使えない。

 

「基幹システムは下々のもののためのシステムではない。経営者のためのシステムだから、とやかくいわずに使い給え」

 

本当に経営者が使ってくれるのならまだしも、どう考えても彼らが有効に活用しているとは思えない。Excelだってろくに使いこなせないじゃないか。それどころか「パスワード忘れたから、なんとかせぇ」と定期的に人の手を煩わせるのだか困った人たちなのだ。

 

IoTの一般的な意味は「モノとインターネットの融合」なんだけど、うちの会社ではそういう意味では使ってない。「IoTという最近流行りのキーワードで一致団結してガンバロー!」程度の認識なのだ。IoT自体にたいした意味はない。

 

IoTにしろなんにしろ、結局それを使うのは人だ。なので、人の意識が変わらないと意味がない。新しい技術を導入しても有効になど使えない。これは職場によってかなり温度差がある。変えていこうとする職場と、変わりたくない職場。僕はそのどちらにも関わっているのだが、一緒に仕事をして面白いのは前者。変わりたくない職場を説得するのは至難の技だから、僕はその職場との接触を必要最低限にしている。

 

経営者はIoTの取り組みを長期的なスケジュールで考えている。2025年までにこいうった形で完成させる!と。でも、その頃にはあなたはいないでしょう?技術は日々進歩しているのです。2〜3年もすれば、また別の技術なりはやり言葉がでてきますよ。スマホの普及なんてここ数年のことでしょう?

 

新しい技術なんてのは単なる手段であって、それを導入してなにをしたいのかを具体化しないと僕らは動けない。「それを考えるのはあなただ」なんて言われたって、余力はそれほどない。まず必要なのは自分たちの業務の棚卸しかなぁ。ムダな仕事ってたくさんあるもの。