ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

読書感想

僕が読んだ本の紹介です

「殺人犯はそこにいる」を読んでの感想

「隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」がこの本のサブタイトル。 最初の誘拐殺人事件がおきたのが1974年。それから1996年までの間に北関東の半径20km以内で5件の類似事件がおきている。いずれも女児が被害者となっている。 実は犯人とされた人物が逮…

「心にナイフをしのばせて」を読んでの感想 28年前の酒鬼薔薇事件

神戸連続児童殺傷事件いわゆる酒鬼薔薇聖斗事件が起きたのが1997年(平成9年)。そこからさかのぼること28年。過去にも類似の事件が起きていた。1969年(昭和44年)に起きた高校生首切り殺人事件(サレジオ高校首切り殺人事件)である。 「やはり豚に似てい…

「自分のことだけ考える」を読んでの感想

「自分のことだけ考える」堀江 貴文 基本的には今まで出版された堀江本の内容と同じで言葉を変えただけの内容です。だけども、言っていることは「なるほど」と思うことばかりです。 炎上される者になれ 嫌われ者になって炎上してでも注目されろということで…

「TOKYO 0円ハウス0円生活」を読んでの感想

この本のはじまりはホームレスの話からはじまります。厳密には家を持っているのでホームレスなんかじゃないんだけど、隅田川沿いに勝手に家を建ててしまっているので住所不定という意味でのホームレス。 この本が書かれた2007年時点では国土交通省は見て見ぬ…

「10年後の仕事図鑑」を読んでの感想

堀江貴文さんと落合陽一さんによる本「10年後の仕事図鑑」図書館でずっと予約待ちだったから期待して読んだんだけど、それほどでもなかったかも。 今のシステムに依存しないで自分のやりたいように仕事すればいいじゃん。できないっていいわけなんてしないで…

「遺言 桶川ストーカー殺人事件の深層」を読んでの感想

1999年に埼玉県のJR桶川駅前で女子大生が白昼堂々殺された事件。犯人は交際相手の男とその仲間。仲間のひとりが金で雇われて殺人を犯したのだった。殺されるまでにも執拗なまでの嫌がらせや脅迫行為。 これらを警察に相談するも警察は対応するどころか、告訴…

「日本を捨てた男たち」を読んでの感想

以前に「だから、居場所が欲しかった。」 を読んでなかなか興味深かったので、同著者の「日本を捨てた男たち」を読みました。サブタイトルは「フィリピンに生きる困窮邦人」 困窮 困り果てること。困り苦しむこと 貧しいために生活に苦しむこと www.a-s-blog…

「だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人」を読んでの感想

タイの首都バンコクのコールセンターで働く日本人。海外勤務といえば聞こえはいいが、決してそうではない。このコールセンターは人件費削減のために作られた場所。この場所はいわゆる底辺です。 だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働…

「一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書」を読んでの感想

本のタイトルに「ダイエット」とあるのでダイエットに興味がない人は手に取らないかもしれません。が、実は健康体になるための本です。健康に興味がある人は必読。 パレオというのは旧石器時代を意味する「パレオリシック」のこと。原始人のライフスタイルを…

YADOKARI「未来住まい方会議」を読んでの感想

先日に続いてのYADOKARIさんの本の感想です。 夢物語のはじまり ほしい暮らしの旗をふる 小さな暮らしのはじめ方 小さな家のつくり方 小さな働き方 自由の住まい つながる暮らし 目次はこんな感じです。小さく生きたほうが自由で無理なくいられるよねってい…

沢渡あまね「システムの問題地図」を読んでの感想

元上司から紹介された一冊。基本的にはよくあるシステムエンジニアの愚痴本。これ紹介するほどか?確かに「あるある」ってなるけど、じゃあどうすればいい?ってところが具体的にみえてこない。 本当に役にたつシステムをつくるには現場とのコミュニケーショ…

前田裕二「人生の勝算」を読んでの感想

勝算 相手に勝てる見込み。勝ち目。 自分の人生において勝つとか負けるとか今まで考えたことがなかった。そして多分、今後も考えることはないんだろうと思う。それほど大きな勝負をしようとは思わないもの。 改めて自分の生きてきた道って普通なんだと思った…

「無印良品は仕組みが9割」を読んでの感想

僕は仕事柄マニュアルを作ることは多い。 作ること自体はきらいではない。しかし、本当に役に立つマニュアルが作れているのかといえば自分でも疑問が残る。 ちなみに僕の仕事は社内システムエンジニア。自分でシステムを構築してはそのマニュアルを作成する…

「スモールハウス」を読んでの感想

スモールハウス自体の紹介本ではない。なぜスモールハウスなのか。小さい家に住むことにどんな意味があるのか。スモールハウスに対する考え方が記載されている一冊。読み物として面白いです。 第一章 小さくて家らしい家 第二章 物を持たない暮らし 第三章 …

「ニッポンの新しい小屋暮らし」の感想

YADOKARIが出版している本「ニッポンの新しい小屋暮らし」を読みました。手のひらサイズの小さな本です。 どれも、まあ、おしゃれ小屋です。山小屋みたいなものは出てこない。 仲間でシェアする"秘密基地"小屋 都心にたたずむデザイナーズ小屋 ホムセン資材…

岡嶋二人「クラインの壺」の感想

クラインの壺 境界も表裏の区別も持たない(2次元)曲面の一種で、主に位相幾何学で扱われる。 出典:Wikipedia 本書の発行は1989年なので今から約30年前の本になりますね。内容は仮想世界を描いたミステリー小説。とはいっても、がっつりミステリーというわ…

「和菓子のアン」の感想 上生菓子が食べたくなる一冊

「和菓子のアン」はデパ地下にある和菓子屋「みつ屋」を舞台にした物語。主人公は特に将来も決めていない十八歳の梅本杏子、アンちゃん。なんとなく決めたアルバイト先がみつ屋だ。 みつ屋の店員はみんな個性的。株に熱中すると豹変する椿店長。和菓子職人を…

貫井徳郎「乱反射」の感想、思いは互いに反射する

風が吹けば桶屋が儲かるの逆のような悲しいお話。 「自分ひとりくらいはいいだろう」「これくらいのこと誰だってやっているから」そんな自分勝手なモラルが積み重なって、結果として最悪の悲劇を招く。 ひとりひとりのそれは法律で裁くこともできないし、目…

貫井徳郎「空白の叫び」の感想 少年犯罪の物語

「空白の叫び」は犯罪を犯すことになった少年たちの物語。「胎動」「接触」「発動」の三部で構成されています。上下巻あわせて1100ページ以上。ボリュームはありますが、一気に読ませられました。 物語の冒頭にこんな但し書きがあります。 この物語は2000年…

内館牧子「終わった人」の感想 終わったその先の生き方

内館牧子「終わった人」を読み終えた。僕も多分、迎えることになるであろう終わり。ぼちぼち考えるようになった。 数年前まではセミリタイヤを意識していたもあるのだが、今ではそれを考えることは少ない。365日24時間を好きに過ごしなさいなんていわれても…

群ようこ「老いと収納」を読んでの感想

本のタイトル通りのエッセイです。60歳を超えた群さんが自宅マンションの片付けをしたという話。 長年、捨てようと思っていたモノがようやく捨てられた。そのきっかけはマンションの修繕工事。ベランダにあるものを全て片せといわれたのだ。ベランダにはモノ…

「お願い離れて、少しだけ。」の感想

毒母がテーマの本書。著者は越智月子。同著者の作品は「モンスターU子の嘘」「咲ク・ララ・ファミリア」を読んだことがある。咲ク・ララ・ファミリアは家族の形を描いた作品。面白かった。モンスターU子は有吉佐和子の「悪女について」を思わせる作品。それ…

「横道世之介」を読んでの感想 その男の存在感

いい本を読むとその気持ちを残しておきたくなる。読後すぐに「ブログに書き残しておこう」と思わせてくれた一冊。吉田修一「横道世之介」2009年発行。以下、ネタバレもあります。 大学進学のために上京した世之介。新宿東口から物語ははじまる。そこからはじ…

「悲劇の名門 團十郎十二代」の感想

2017年現在の今、團十郎はいない。十二代目は2013年に亡くなっている。初代團十郎が生まれたのは1660年だから350年以上その名は続いている。だけども途中で何度か團十郎不在の時期もあったし、初代の血がそのまま続いているかといえばそういうわけでもないら…

「非色」有吉佐和子を読んでの感想

昭和38年に発行された有吉佐和子の小説「非色」写真の本は図書館で借りたものだ。50年以上も前の本だから痛みは激しい。それにしてもこのデザイン、なんとかっこいいのだろう。シンプルでオシャレ。ページの横の部分も黒で塗ってあって凝った作りになってい…

有吉佐和子「悪女について」の感想

最近、有吉佐和子の小説をよく読む。といっても今日読み終えたばかりの「悪女について」が三冊目。以前には「複合汚染」と「恍惚の人」を読んだ。 本書が書かれたのが1978年。40年近く前の本だ。「複合汚染」「恍惚の人」を読んだときも感じたのだが、全く古…

「本音で生きる」を読んでの感想

本音で生きられる人もいればそうでない人もいる。前者は強い人、後者はそうではない人。とは限らない?僕はといえば、そうだなぁ、時と場合による。絶対に譲りたくない自分の軸に関する部分については本音で勝負する。そうでなければ妥協する。常に本音が望…

有吉佐和子「恍惚の人」を読んでの感想

人は誰でも年を取る。どんなに立派な肩書があっても、どんなに沢山のお金を持っていても同じように時間は進み、歳を重ねやがては死ぬ。その直前、人はどのようになるか。老人問題を描いた一冊。今から45年も前に取り上げられたこの問題はよりいっそう深刻に…

雫井脩介「望み」を読んでの感想

ある日突然連絡が途絶えてしまった高一の息子・規士。どうやら地元で起きた殺人事件に関係しているという。未成年であるがゆえに事件の詳細な情報は入ってこない。建築デザインを仕事としている父・一登。校正の仕事をしている妻・貴代美。高校受験を控えた…

堀江貴文「むだ死にしない技術」を読んでの感想

むだ死にとは 予防できる手段があるにも関わらず、何の手も打たずに病気にかかって命を落としてしまうこと。あるいは、知識不足や怠慢から検診や治療をせずに健康を害し、生活の質を損なうこと。 146ページの薄い本書。目次等を除けば実質100ページくらいし…