ミニマム コラム

執着せず。最低限のモノで。日常の共感。

おおあたり

ビール

会社のビアパーティーがあった。てっきりビアガーデンだと思っていたら、会場は室内。はなから台風など気にする必要はなかったみたい。

 

僕は会社の飲み会にはあまり参加しないのだが、今はそうもいかない。期間限定で今の職場で働いている僕にわざわざ声をかけてくれたのだから。参加の締め切りはとっくに過ぎていたみたい。無下に断るわけにもいかなかった。

 

会場はホテルで参加者は100名程度。別会社の人たちも合同のビアパーティーらしく、大半は顔を知らない。けっこうなアウェイ感。

 

僕はとくに大勢での飲み会が苦手。ワイガヤしているものだから、必要以上に大きな声でしゃべらないといけないし、食べるものもたいして美味しくないことが多いし。席は丸テーブルに10人かけ。披露宴か。

 

こういう会に必須なのが景品ありの抽選会。景品ありなんてわざわざ書かなくてもいいか。景品なしの抽選会なんてありえないしね。

 

で、僕はこういうのも苦手で、できれば当たってほしくないと思ってしまうタイプ。当たったら人前に出なきゃいけない。できれば目立ちたくない。しかも景品なんてロクなものはないし、モノがひとつ増えるだけで僕にとっては、それはとても迷惑なのだ。

 

そんな僕の気持ちとは裏腹に抽選会ははじまった。当選確率は50%らしい。

 

僕はこういうのには当たらないタイプ。10年に一度買う宝くじも当たったことなどない。だから今回も当たることはない。

 

まずは1000円のクオカードから。これはあっても邪魔にはならないかな。次も同じく1000円のマックカード。これはいらないかな。マックなんていかないもの。まあ、そんな心配は無用。当たるはずもなく。

 

そして、景品は徐々に高額になっていく。ラスト3つ。まずは毛ガニ。当たらない。次に松坂牛。とうぜん、当たらない。そして今回の最高額となる東京ディズニーランドペアチケット。

 

あたった。

 

え!?

 

あたった!?

 

うん、僕の番号が呼ばれた。

 

えー。どうしよう、困った。こんなところで目立ちたくない。壇上になど上がりたくない。が、会場の雰囲気は容赦ない。空気に押されて壇上にあがる僕。

 

マイクを渡される。ひとことなにか言えと。あ、笑顔でいなきゃ。空気を読まなきゃ。顔ひきつってないかな。終いには写真まで撮られてしまう。

 

目立ちたくなかった。

 

それにさ、ディズニーに興味がないんだな。うーん、困った。どうやって処分しよう。売るのもめんどい。誰かに譲るのも失礼な気がする。

 

で、まあいろいろあって、毛ガニと交換してもらいました。相手も喜んでた。僕も喜んだ。互いにハッピーだった。